KDDI、アプリごとにアクセス可否を制御・管理できる新機能「プライバシーデータ設定」を2014年冬モデルのAndroid端末に搭載

投稿日時 10月 20th, 2014 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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KDDI は 10 月 20 日、今月以降2発売する au ブランドの Android スマートフォンにアプリのアクセス可否を制御・管理できる新機能「プライバシーデータ設定」を搭載したことを発表しました。

Android アプリではアプリの機能を実現するために端末の各種情報にアクセスすることが可能となっています。通常だと、アプリからのアクセス要求は Google Play ストアや apk の手動インストール時に画面に表示され、ユーザーは「同意」や「インストール」ボタンをタップすることでアクセス要求に許可を与えたことになり、それ以降のアクセス要求はずっと許可されます。

これが問題となるのは偽装アプリの場合です。例えば、単なる壁紙アプリなのに(不必要と思わえる)電話帳へのアクセスを要求するアプリだったら、通常、ユーザーはそれに気づかずにアクセスを許可してしまうので、電話帳のデータを抜き取られて悪用される可能性もあります。このようなプライバシー情報の流出問題に対処するよう開発されたのが KDDI の新機能です。

プライバシーデータ設定は設定メニューに組み込まれた機能です。この機能を搭載した端末の場合、Google Play ストアといった au Market 以外のサービス・アプリからインストールしたアプリ、手動でインストールしたアプリが利用者情報にアクセスした場合に画面上にダイアログボックスを表示して通知するほか、アプリごと・情報の種類(電話帳、位置情報、電話番号)でもアクセス可否の確認・変更できます。

ユーザーはこれらのポップアップを見て、「単なる壁紙アプリと思ったのに怪しい、とりあえず削除しとこう」と気づき、適切に対処できるようになります。また、ダイヤログボックスはアクセス前に表示されるので、情報にアクセスされる前に拒否でき、流出させずに済みます。

簡単に言ってしまえば通知機能を備えたApp Oppsですね。

Source : KDDI