Sony、日本でも電子書籍端末「Reader」を12月10日に発売、同時に電子書籍販売サイト「Reader Store」もオープン(更新)
11月25日、ソニーマーケティングは電子書籍事業と製品に関する発表会を行い、電子書籍端末「Reader」を12月10日に発売することと、Readerの発売と同時に電子書籍販売サイト「Reader Store」をオープンさせサービスの提供を開始することを発表しました。
今回日本向けに発売されるReaderは、5インチディスプレイの「Reader Pocket Edition(約155g/厚さ9.2mm)」と6インチディスプレイの「Reader Touch Edition(約215g/厚さ10.3mm)」の2種類それぞれ3色ずつラインアップされています。
両端末ともディスプレイに紙のような白さと印刷のようにくっきりとなめらかな文字表記を実現すると好評なE-Ink社の電子ペーパー「E-Ink Pearl」(16段階調節可能)が採用されており、光学式タッチパネルも搭載。ページめくりや手書き文字入力、ソフトキーボードでのテキスト入力などできるそうです。
また、それぞれ2GBのオンボードメモリを搭載しており(ユーザ領域1.4GB)、約1,400冊保存しておくことが可能。最大32GBのメモリースティックやSDカードによるストレージの拡張すればさらに保存数が増えるという。
電子ペーパーではページの切替え時以外ほとんど電力を消費しないらしく、Readerの場合は1回の充電で文庫本約30冊に相当する約1万ページをめくれることになるそうです。例えば、省電力モード”オン”時に、テキストベースのXMDFドキュメントを約3ページ/1分で1日約75分間読書した場合、約2週間は持つと言われていますがあくまで目安ですね。
Readerでは文字サイズを6段階で調節する機能、手書きメモやキーボード入力によるテキストメモ機能、読んでいる電子書籍の文字をハイライトにする機能、ブックマーク機能、書籍の検索機能や書籍内の単語の検索機能、辞書機能(英和辞典”ジーニアス英和辞典 第四版”および英英辞典”New Oxford American Dictionary Second Edition”)なども搭載されているとのこと。
対応フォーマットは、「Reader Touch Edition」だとXMDF(著作権保護)や著作権保護されていないものだとEPUB、PDF、TextやMP3、AACなどの音楽、JPEG、GIF、PNGなどの画像フォーマットで、「Reader Pocket Edition」では音楽ファーマットには対応していません。
電子書籍販売サイト「Raeder Store」は先日設立発表があった「株式会社ブックリスタ」との提携によりオープン時約2万冊もの電子書籍がラインアップされるそうです。また、Reader Storeから電子書籍を購入するにはMy Sony IDが必要で、クレジットカードまたはSonyポイントで決済できるとのこと。
Reader Storeで購入した著作権保護機能付電子書籍は、専用ソフト「eBook Transfer for Reader」を使ってReader本体に流し込み、その他にも著作権保護機能が付いていない電子書籍については本体をPCを接続しUSBマウントして本体に流し込むこのも可能だそうです。
「eBook Transfer for Reader」のサポートOSはWindows XP~Windows 7のみでMacはサポートされていません。
その他SonyはReader用のブックカバーやキャリングケースなどのアクセサリーの発売も発表しています。
Source:Sony、Read;CNet Japan
更新1:電子書籍ファイルの転送方法や専用ソフトのサポートOSなどを追記。
関連記事
週間ランキング
None Found