HTCの防水アクションカメラ「HTC RE」開封の儀&ファーストインプレッション
HTC が 11 月に米国で発売した防水対応の小型アクションカメラ「HTC RE」を入手したので開封の儀を執り行います。
HTC RE は、パイプの形をしたスティック型の小型デジタルカメラです。本体を握って親指でカメラ上部のシャッターを押して写真や動画を撮影していきます。スマートフォンとも Bluetooth で連携し、HTC RE で撮影した写真や動画を確認したり、プレビューを見ながらシャッターを切ったり、HTC RE のカメラ設定やファームウェアアップデートを行うこともできます。
HTC RE 自体は結構小さいので余裕でポケットに入ります。また質量も 65.5g とスマートフォンより軽いのでずっしり感はありません。ポケットに入れて持ち歩き、シャッターチャンスのときにはすぐに取り出せて写真や動画を撮影できる手軽さ、下部の三脚用ねじに様々なマウンタに取り付けられるので、オンボードカメラや定点観測用カメラなどの用途にも使える汎用性の高さ、スマートフォンから分離しているので、自分撮りといった普通のデジカメやスマートフォンではできない撮影方法もこなせる点が売りだと思います。
まだ入手した間もないのですが、今のところ、いつでもとりあえずサクッと撮影できる手軽さが気に入っています。値段も $199 なので購入しやすいと思います。
今回入手したのはオレンジカラー。独特なケースに収納されていますね。カラーリングもあるかもしれませんが、知り合いはこれを見てまず「かわいいー!」や「なんかヤラシイ」と言っていました。
パッケージの一部はスタンドとしても使えるので捨てない方がいいかもしれません。
同梱品は HTC RE 本体(バッテリー内蔵)、USB ケーブル、ストラップ、8GB の Micro SD カード(SanDisk 製)、取扱説明書です。
下部には Micro USB 端子(充電用)と Micro SD カードスロット、三脚ねじ穴があります。ストラップは三脚ねじ穴に付属の部品で挟み込む要領で装着します。ホール型のストラップなら別途用意したネックストラップやキーホルダーのようなものも付けられると思います。
HTC RE 本体は手にすっぽり収まる程度の大きさで、グリップ部分にグリップセンサーが内蔵されており、握るだけで HTC RE をスタンバイモードから起動させることやバッテリーステータスをチェックできます。上部はシャッターボタン。一回押すと写真が、長押しすると動画撮影が開始し、もう一度押すと停止します。
前面のボタンはスローモーション撮影のモード切り替えボタンです。長押しするとモードが切り替わります。
本体にはこのほか、シャッター音やモード切り替え音などのためのスピーカーや動画撮影用のマイク、LEDインジケーターもあります。本体の説明はこれくらいにします。
HTC REは基本機能は、写真、動画、スローモーション動画を撮影すること。YouTube のライブ配信も可能とされているのですが、今後のアップデートで対応する予定です。今は利用できません。
HTC RE のメリットは何よりもまずどんな場面でもサクッと写真と動画を撮影できる手軽さです。ディスプレイがないので構図を確認して撮影することは無理なのですが、スマートフォンのようにカメラアプリを起動したり、画面の輝度を上げて見やすくることがないので、まるで林家ペー・パー夫妻のようにどんな場所でも写真を撮りまくる感覚になります。
また、本体の大部分が手に収まり、外観もカメラっぽくないので、街中や施設内を撮影することも躊躇なくできそうです。シャッター音を OFF にすることも可能なのですが、悪用厳禁なことは言うまでもありません。
HTC は HTC RE 用のアプリを Google Play ストアで配布しています。スマートフォンと連携させると HTC RE のファインダーにして撮影を行ったり、撮影された写真や動画をチェックしてスマートフォンに転送したり(自動転送も可能)、カメラ設定(解像度やワイドアングルかなど)も変更できます。必須アプリですね。
スマートフォンの画面がファインダーになるので、HTC RE を自分に向けて撮影したり、Bluetooth 電波の届く範囲ならどこかに固定して監視カメラのように利用することもできます。しかし、本体下部にMicro USB端子があるので、三脚用ねじ穴に何かのマウントを装着した場合は、充電できないことがあります。この点が残念なところです。
HTC RE の下部には三脚用ねじ穴があります。三脚にセットすることはもちろん、三脚用ねじを備えた他のアクションカメラのマウントも流用できると思います。ただ、HTC RE の形状がけっこう歪なので、マウント時は不恰好だと思われるかもしれません。
クリップマウンタを利用すればテーブルや何かの細い柱に挟めます。こんな感じで汎用マウンタが流用できるので、使い方のバリエーションの豊富さに HTC RE の可能性を感じます。
サンプル写真
HTC RE のカメラスペックは 1,600 万画素の 1/2.3 型 CMOS イメージセンサー、146 度の広角レンズを搭載。動画はフル HD サイズで撮影することができます。バッテリー容量は 820mAh で(丸 1 日撮影しようと思うと途中でバッテリー切れになるかも)。
サンプル動画(フルHD)
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