ソフトバンクがAndroidスマートフォンにおけるNFC決済サービスの実証実験を2011年1月中旬より開始
12月8日、ソフトバンクモバイルはオリエントコーポレーション、クレディセゾン、ジェムアルト、共同印刷、マスターカードワールドワイド、HTC、Trusted Logicらと共同で、AndroidスマートフォンにおけるNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)を使った決済サービスの実証実験を2011年1月中旬から開始することを発表しました。
この実証実験は、ソフトバンクモバイル提供のAndroidスマートフォンに、NFC対応USIMカードを挿し、その端末を使ってMasterCard PayPass 加盟店で実際に非接触ICチップによる決済を行うことで、主にその利便性を検証することが目的とされています。
NFC対応USIMカード上にはオリコやクレディセゾンが提供するクレジットカード情報やクレジットカードアプリが保存される仕組みのようです。ユーザはそれらをAndroidアプリから切替えて利用できるようになるという。その他各社はこの実証実験における技術的な支援を担当するとのこと。
中でもHTCはAndroid 2.2搭載スマートフォン向けNFC関連APIの開発への技術支援を担当しているらしく、今回使われるAndroidスマートフォンはAndroid 2.3ではなくAndroid 2.2が使われるもの見られます。
今回の実証実験は、携帯通信事業関連の業界団体であるGSM協会Pay-Buy-Mobileの推奨規格(Single Wire Protocol)に準拠したもので、クレジットカード提供企業が提供するアプリは、国際標準規格に対応するMasterCard PayPassによるものなので、実証実験後、実用化されるかもしれませんね。
Source : ソフトバンク
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