フレキシブルアームを持つタブレットスタンドの使用感
Android タブレットをデスクやテーブルの好きな位置に保持して、ハンズフリーで操作できるようにするフレキシブルアームのタブレットスタンドがメーカー各社より販売されており、購入を検討している方も多いと思います。そんなフレキシブルアームを備えたタブレットスタンドを実際に使ってみたので、その使い勝手や注意点などをこの記事でお伝えしたいと思います。
今回利用したのは昨年 12 月に発売されたエレコム製の「アーム式スタンド クランプ式 50cm TB-DS011BK」です。この製品は 50cm のフレキシブルアームと、7 ~ 10.1 インチ程度のタブレットを装着できるホルダーを備えた製品で、家電量販店では 5,000 円程度で販売されています。
今回は 8.9 インチタブレットの Nexus 9 をモデルに使いましたが、Nexus 7 や Xperia Z3 Tablet Compact でも利用できたので、様々な製品に対応しています。また、フレキシブルアームとホルダーはボールジョイントで合体しているので、タブレットは縦向きでも横向きにして固定することが可能です。
ホルダーは対角でタブレットを固定するタイプで、バネで伸縮します。タブレットを掴む部分はやや硬質なゴム素材で出来ているので、タブレットの角を傷つけることはあまりないでしょう。フレキシブルアームのクランプはネジを回して固定するので、幅広い太さの天板に固定できると思います。
タブレット用のアームスタンドには大きくわけて、柔軟性のないアームを組み合わせて中間付近で折れ曲がる仕組みのものと、今回のようなフレキシブルアームを持つものに大別できます。フレキシブルアームのメリットはアームの柔軟性を生かして好きなポジションで固定できるところでしょう。PC 用のマウスの上あたりで保持してタッチできるようにしたり、
アームを伸ばしてサブモニタのようにしたり、
手前にグイッと引っ張ってくれば、タッチ操作性は良好です。
フレキシブルアームの弱点は一度アームの形を決めると別の形に変更しづらいことです。そのため、タブレットを利用しない場合に邪魔にならないようにアームを奥にずらすようなことはけっこう困難なのですが、次の写真のように、シンプルにカーブさせた形を作り、天板に固定しているクランプを緩めてクランプごと回すとアームが奥にずれて邪魔にならない場所に動かせます(製品によって出来る・出来ないがあるかとは思いますが)。
私の場合だとタブレットは決めたポジションで使っているので、出し入れのしやすさよりも、むしろポジションの自由度を重視しています。なので、今回のフレキシブルアームは私にはぴったりでした。ポジションを変えることが多い場合は 2 本アームなどの可動性に優れた製品を利用した方がいいと思いますが、私の同じ考え・用途と同じならフレキシブルアームをお勧めします。
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