TFTの消費電力を144分の1以下にする技術を大阪大学研究チーム発見、まずは携帯電話のディスプレイに応用
現在数多くのテレビやディスプレイ、携帯電話と言った製品の液晶には、画面表示にTFT(皮膜トランジスタ)を採用しているものが圧倒的に多流通しているのですが、このTFTについて消費電力を従来のものと比べて144分の1以下に抑えることに大阪大学の研究チームが成功したそうです。
時事通信社の報道によると、大阪大学の小林光教授が率いる研究チームは、硝酸を使いシリコンを従来よりも低い120度で酸化させてTFTの作製方法を発見したらしく、電流を遮断する膜を5分の1程度に薄くしたことで小さな電圧で作動できるようになったとのこと。この技術を使うことでTFTの小型化が可能になると言われています。現在は大手メーカーと共同で開発を進めており、まずは携帯電話の液晶での応用を期待しているとのこと。
まだ開発段階であるためすぐにこの技術を採用した携帯電話が出てくるものではないですが、”大手メーカー”と共同開発してて、携帯電話の液晶での応用に注目しているそうなので、近いうちにその技術を採用した試作機なんかがお披露目されるのかもしれません。携帯電話ということなので最近はやりのスマートフォンのディスプレイなんかでも応用されることを期待しています。
携帯電話の中でも特にスマートフォンの電力消費は結構激しいのでこの技術に対する期待度はかなり高いでしょうね。
Source : 時事通信社
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