NTTドコモ、Bluetooth Low Energyを利用したスマートフォン同士の通信技術と多言語に対応した緊急速報「エリアメール」の試作アプリを開発したと発表
NTT ドコモが Bluetooth Low Energy(BLE)を利用したスマートフォン同士の通信技術と多言語に対応した緊急速報「エリアメール」の試作アプリを開発したと発表しました。
最初の BLE を活用した通信技術は、携帯電波や Wi-Fi の電波が掴めなくてもスマートフォン同士で通話やアプリによる通信を可能にするものです。メッシュネットワークを消費電力の低い BLE で実現した点がポイントで、特に、災害発生時に携帯電波が掴めなくても Bluetooth 電波の届く範囲であれば別のスマートフォンと直接通信したり、接続先にスマートフォンが携帯電波を掴める場合にはそのスマートフォンを介してインターネットにアクセスすることも可能になります。
この技術は今後 SDK としてアプリ開発者向けに公開されるほか、同社では災害安否情報登録サービスで実用化を目指すとしています。対応機種は Android 5.0 以上と iOS 7.0 以上としています。
次のエリアメールの多言語対応化については、これまでは日本語にしか対応していなかったものを新たに英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5か国語に対応させたというものです。これで気象庁より発表される緊急地震速報や津波警報をサポート言語で即時受信できるようになります。アプリの公開時期は明らかにされていません。
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