iPhoneからGoogle Voiceを利用してみた、Google Voiceの簡単な紹介も
Google Voice Blogによると、26日にGoogle VoiceがiPhoneやPalm WEB OSで利用できるようになるWEBアプリを公開したそうです。iPhoneの場合、iPhone OS 3.0以上であれば利用可能とのこと。
iPhoneでのGoogle Voiceの利用は、以前からGoogleとAppleとの間でGoogle Voiceアプリをめぐってひと悶着ありましたが、GoogleがWEBアプリとしてiPhoneでもGoogle Voiceを利用できるようにする、と前から言っていたことが今回現実のもとのなったわけです。
ま、Google Voiceは米国国内で利用できるもので、Gizmo5のりようを除いては、現状では日本からGoogle Voiceを使ってもそれほどたいしたことは無いので、このニュースをご覧になった方の多くは恐らくなんのことか分からないと思います。
Google Voiceって言うのはGoogleから割当てられた電話番号(今は米国内の固定電話番号だけ)を代表番号的に使い、その電話番号にかかってきた電話をGoogle Voiceユーザは携帯電話や固定電話、SIP番号などに適当に割当て、かかってきた電話を転送するサービスです。
その他、ボイスメールやSMSなどもGoogleから割当てられた電話番号宛にに送信することもできます。Google Voiceユーザは、かかってきた電話の履歴を見たり、折り返し電話したり、ボイスメールやSMSを、Google Voice管理画面で確認、返信したりできます。
もちろんAndroid端末であればGoogle純正のGoogle Voiceアプリが公開されているので、HT-03Aなどでも同様のことができます。
このようなことが、これまではiPhoneではできませんでしたが、今回の発表でによりiPhoneのWEBブラウザ(Safariなど)を利用して同様のことができるようになったと言うのです。iPhoneユーザさん、Google Voiceへいらっしゃい。
で、早速手持ちのiPhone 3GSのSafariを開いて、「google.com/voice」にアクセスしてみると、Google Voiceの電話番号を使って電話をかける際の番号を選択するポップアップが表示sれます。これはGoogle Voice番号に電話がかかってきたときの転送先電話番号です。
米国携帯電話をご利用のユーザであれば、ここに普通の携帯電話の番号や固定電話の番号を転送先として登録しておき、その中からiPhoneの電話番号を選べばよいのですが、Google Voiceは日本はもちろん、国債電話を転送先として登録することはできないので、ここにはソフトバンクの電話番号を入れることも、選択することもできません。
ただ、海外でも使い方法としてGizmo5などのSIPサービスもGoogle Voiceに登録できますので、私はそうやってGoogle Voiceを利用しています。
これがうわさのWEBブラウザ版Google Voiceのキーパッド画面です。
Google Voiceの電話番号を使って米国国内に電話をかけるとその通話料は無料となります。これがGoogle Voiceのおいしいところです。GoogleとAppleの問題を引き起こした理由のひとつでもあります。
実際にこのまま米国内の固定電話の番号にかけてみると、
あれっ?知らないところに電話をかけようとしている・・、まいっか、とりあえず「発信」をタップすると、そのままiPhone(ソフトバンク)につながり、ソフトバンクから発信しようとします。
しかし、ソフトバンクのお姉さん(自動応答の)は、「国際電話をおかけの場合、+(プラス)では無く、頭に010をつけて・・・」と言われます。しかし、「+1(760)537-0537」と言う番号がある意味ハードコートされているみたいなので変更することができません。ここで日本国内でiPhoneからGoogle Voiceを使った電話はできないと言うことが分かりました。
と言うのも、iPhoneはマルチタスクではなく、その他のSIPアプリなどを起動させておくことができません(Android、HT-03Aはできます)。なので、Google Voiceを利用するときにSIP経由での電話を受け取ることができないので、何が何でもソフトバンクを使ってしまうことになるんです。
もし、iPhoneがマルチタスクで動いてくれていたら・・・Gizmo5の電話はSkypeに転送できるので、Google Voice経由で電話をかけることができるようになります。(たぶん)
と言うわけで、今回のGoogle VoiceのWEBアプリ化の話、日本国内のユーザには本当に意味のない話だったんです。あ、Google Voiceは国際SMSも無料で送信きるので、国際SMSを利用することは特に問題ありませんでした。
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