Google、NFCを使った決済・広告サービスを準備中?
GoogleはNFC(Near Field Communication)をベースとしたモバイル決済および広告サービスを統合したシステムの構築を計画していると、Bloombergが二人の匿名を名乗る人物の話として報じています。
匿名を名乗る一人は、携帯電話に搭載されたNFC対応チップ単体でユーザのクレジットカード、金融口座、ギフトカード、クーポン、お店のポイントカードの情報を登録できるようになると話しています。日本ではお馴染みのおサイフケータイの利用イメージに近いと思われます。
昨年12月に発売されたGoogle Nexus SにはNFCチップが搭載されており、また同じく発表されたAndroid 2.3(Gingerbread)ではNFCをサポートしています。現在Nexus Sでは情報の受信のみにしか対応していませんがすぐに双方向通信にも対応する予定だと言われています。
Google CEO エリック・シュミット氏は11月中旬に開かれたイベントでNFCチップ搭載Nexus Sの利用イメージを紹介しており、その後、GoogleがNFC関連ソリューションを手がけるカナダのスタートアップ「Zetawire」を買収したと報じられています。Zetawireはまだ同社のローンチプランを発表していませんが、出願中である特許情報によると、NFCを使ったモバイルバンキング、モバイル決済、モバイルクーポン、ID管理、広告と言ったことに特化した企業であると言われています。
また、PayPalのシニアディレクターであるLaura Chambers氏は、2011年下半期にNFCを利用した決済サービスを開始する予定で、例えばGoogleといった企業とのNFCを使った決済サービスでの提携を検討しているとのこと。
Nexus Sが実際にNFCチップを搭載して販売されているので恐らく噂のようなサービスが近い将来開始されると思います。と言ってもまずは米国や欧州からなんでしょうね。
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