Quick Charge 3.0に対応したAukey製シガーチャージャー「CC-T7」「CC-Y3」のレビュー
スマートフォン向けのモバイルバッテリーや USB チャージャーなどを開発・販売している「Aukey」より最近発売された Quick Charge 3.0 対応の USB シガーチャージャー「CC-T7」と「CC-Y3」を入手したので、早速、レビューをお届けします(※ これらの商品は Aukey よりサンプル提供を受けています)。
CC-T7 / CC-Y3 の特徴は、Qualcomm の急速充電技術「Quick Charge 3.0」にいち早く対応したところです。Quick Charge 3.0 は、こちらの検証記事でも紹介しましたが、従来の充電技術に比べてスマートフォンを高速に充電できます。そのため、車でのお出かけの際に短時間しか充電する機会がなくても、Quick Charge 3.0 対応端末なら 10 分で 15 ~ 20% を充電することができます(パーセンテージはバッテリー容量に依存します)
CC-T7 は 5V / 3A 出力の USB-A ポート 1 口と Quick Charge 3.0 に対応した USB-A ポート 1 口を備えた 2 ポートタイプで、USB ケーブルが付属します。出力電力は合計で 34.5W なので、タブレットの 2 台同時充電も余裕でしょう。
CC-Y3 は、5V / 3A の USB-A ポート 2 口と Quick Charge 3.0 に対応した USB Type-C ポート 1 口備えた 3 ポートタイプです。Type-C で Quick Charge 3.0 に対応するとは、スゴイですよね。出力電力は合計 49.5W なので、タブレットの 3 台の同時充電も余裕だと思います。
どちらもボディはプラスチック素材で高級感はまったくありません。各ポートには対応する出力電力や規格に応じて色分けや文字が記載されているので、どのポートがどの出力なのか、すぐに把握できます。
手元に Quick Charge 3.0 に対応した USB Type-C 端末がないので、この記事では CC-T7 を用いて Quick Charge 3.0 対応の HTC One A9 で実際に使った結果を記載しています。
Quick Charge 3.0 がバッテリーの残量が 0 ~ 80% の間でかなり高い充電効率を発揮することはこちらの記事でも確認できる通りで、実際に充電してみたところ、0% から 10 分間で 16% も充電できたことを確認しました。Quick Charge 2.0 でも 10 分間は 11% ほどしか充電できなかったので、明らかに Quick Charge 2.0 よりも効率が良いと言えます。また、ひとまず安心と言える 25% までの充電では、たった 17 分で完了しました。
これまでは Quick Charge 2.0 や 5V / 2.4A 充電が急速 / 高速充電の主流だったのですが、Quick Charge 3.0 では従来よりも短時間で充電できることから、もう古いシガーチャージャーには戻れないと感じました。
ただ、Quick Charge 3.0 の恩恵を受けるには端末側も対応しておかなければならず、現状では機種が少ないので CC-T7 / CC-Y3 だけを持っていてもあまり意味はありません。
5V / 3A 出力に対応しているので、Quick Charge 3.0 に対応していない端末でも、従来よりも短時間で充電できるかもしれません。
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