スマートフォンのバッテリー容量を同一サイズで倍増させるSolidEnergy社の“リチウムメタル”技術が2017年にも商用化
MIT の卒業生や元ポスドクらによって設立された SolidEnergy Systems によって開発された従来から 2 倍のエネルギー密度を実現する “リチウムメタル” 技術を導入したリチウムイオン電池が 2017 年に商用化されることが明らかになりました。
一般的なリチウムイオン電池では、コバルト酸リチウムの陽極、炭素素材の負極、セパレータで構成されており、極の間をイオンが移動することで電気が流れます。
これに対して SolidEnergy の技術では、負極を新開発の極薄のリチウム金属泊を巻いたものに変更することで電池が保持できるエネルギー量が倍増するというのです。
これによって、従来のリチウムイオン電池と同等サイズでほぼ 2 倍の容量を、また、同等の容量でより小さいサイズの電池を作成できるとされています。
この “リチウムメタル電池” は、2017 年中にスマートフォンとウェアラブルデバイス用が商用化され、2018 年には電気自動車用が商用化されます。
Source : MIT
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