Google、Chrome 55においてChrome 53から消費メモリ量を大幅削減
Google が 12 月に正式リリースされる予定の「Chrome 55」において、スマートフォンの RAM 消費量を大幅に削減する改良を施したことを発表しました。
改良されたのは Javascript エンジンの V8 のガベージコレクションを中心としたメモリ管理機能で、512MB RAM といった低メモリ端末のために、「メモリ削減モード」と呼ばれる新機能が追加されました。
V8 が WEB から Javascript オブジェクトを読み込むと、オブジェクトをヒープ領域にロードして実行します。オブジェクトを次々にロードするとヒープ領域が埋まってきますが、これをガベージコレクションが古いオブジェクトを消去するなどしてメモリの解放を行いますが、このガベージコレクションにヒープ領域の使用量を低い状態で維持できるようにするチューニングが施されたのです。
これにより、ニューヨークタイムズの WEB サイトを利用したベンチマークにおいて、現行最新の Chrome 53 から平均 50% のヒープサイズの低下が見られたとしています。
Source : Google
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