リニューアルされたGoogle Voiceアプリのレビュー
本日リリースされた Google の電話転送サービス「Google Voice」のリニューアル版アプリ(V5.0.1)を実際に使ってみたのでリニューアル後に大きく変わった点を紹介します。
Google Voice はかかってきた電話をユーザーが好きな電話番号に転送できるサービスです。Google Voice に加入すると、Google Voice 番号と呼ばれる各国の固定電話番号が付与され、その番号に別の携帯電話、固定電話、VoIP 番号、SIP フォンの電話番号を紐付けることで柔軟に電話転送先を設定できます。
Google Voice のメリットとしては、Google Voice 番号を代表番号にすればスマートフォンや自宅電話、オフィスの電話に転送できるので、ユーザーは紐付けた番号を持つ電話機で受けられるようになります。また、携帯会社から付与された電話番号が変わっても、後から新しい番号を紐付ければ良いので、番号が変わったことを知らせる必要もなくなります。
ただ、Google Voice は日本では提供されていないので、国内の固定電話番号で Google Voice 番号を持つことや固定電話・携帯電話の番号を Google Voice に紐付けることはできません。
今回のリニューアルで Google Voice のアプリはスマートフォンフォン標準の「電話アプリ」のような UI に変わり、SMS、ボイスメール、発着信履歴を各タブで確認できるなど、非常に使いやすいものになりました。
一番大きく変わったのはアプリ UI ですが、アプリ上で転送先の紐付け設定が可能になったことも見逃せません。WEB サイトにアクセスすることなく転送先の切り替えなどを行うことができます。
アプリには Google Voice 番号からの発信機能もありますが、実際には標準電話アプリや VoIP アプリを呼び出す形となっています。
アップデート後にアプリを使っていると、WEB サイトで紐付けしたはずの番号であっても再度紐付けが要求されることがあります。これは、アプリの設定メニューで「この端末の番号」が未設定だからです。下の「リンクされた番号」から一つを選択すると再確認のダイヤログは表示されくなります。
もう一つの Tips としては、現行版の場合、アプリで電話番号を紐付ける際の確認は SMS しかサポートしていないので、Skype といった SMS メッセージを受信できないサービスの番号ヲ紐付ける操作は WEB サイトから行う必要があります。
ほかには、ハングアウトとのリンク設定(SMS を表示するかどうか)、紐付けした番号に直接送信された SMS やボイスメールをアプリに表示するかどうかの設定、ボイスメールをメールまたはメッセージ(SMS)で受信するかの選択、スパムメールの設定、スパムメールの表示、既読操作に対応しました。
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