「LINE Pay」のコード決済をローソンで体験、JCBカードの場合は要注意
1 月 24 日に始まった LINE Pay の「コード決済」機能を実際に近くのローソンで使って体験してみました。本記事ではその使用感などを含めたレポートをお届けします。
ただ、結論から申し上げますと、実際の決済は筆者の事情によって行えませんでした。
LINE Pay のコード決済は、スマートフォンの画面に表示した LINE Pay 決済用のバーコードをレジのスタッフに見せ、スキャナで読み取ってもらうと決済できるサービスです。ローソンでは LINE Pay だけでなく、アリババが提供する「AliPay」のコード決済も可能です。
支払いは LINE Pay 残高またはクレジットカード経由で決済するというもので、全国のローソンやローソンストア 100、ナチュラルローソンで利用できます。
バーコードの提示による決済としては「楽天 Pay」が先駆けと言えますが、大手の楽天が提供していると言ってもまだ馴染みの低い決済方法だと思います。そんな中、大手コンビニチェーンのローソンで同様の決済が可能になり、NFC や FeliCa への対応が不要なので、こうした決済サービスは今後普及していくと予想されます。
実際の決済は、スマートフォンの画面にバーコードを表示してレジに提示するだけ、とかなり単純なのですが、手順を詳しく紹介すると、まず、LINE アプリで LINE Pay を呼び出し、「バーコード」をタップして 6 桁の暗証番号を入力します。すると、バーコードと QR コードの 2 種類が表示されます。
バーコードの表示までには少し手間がかかりますが、LINE Pay の設定画面にある「コードショートカットを作成」をタップすると、ダイレクトにバーコードを表示できるホーム画面ショートカットを作成できます。ショートカットをタッチし、6 桁の暗証番号を入力すると表示されます。
スマートフォンの画面に表示されたバーコードは表示してから 5 分間が有効期限となります。そのため、万が一、LINE Pay のコード画面をスキミングされたとしても再利用される可能性は低いと言えます。
後は、ローソンのレジスタッフに “LINE Pay で支払います” と伝え、LINE Pay のコーを表示しているスマートフォンの画面を見せるとスキャナで読み取ってくれます。
私が訪れたローソンのレジには、次の写真のように LINE Pay と AliPay のコード決済を説明する POP が貼られていました。コード決済は全国のローソンやローソンストア 100、ナチュラルローソンで利用することができるので、おそらく、全店のローソン店舗このポップが貼られていると思います。
ローソンでは Android Pay 経由で Ponta が利用できる(非公式ですが)ので、私流のローソン買い物では、まず、Android Pay アプリの Ponta カードを見せて、次に “LINE Pay で支払います” と伝えて決済します。しかし、実際にはここでエラーが発生してしまいました。
原因は、私が LINE Pay の決済にリンクしていた JCB カードです。JCB の場合、LINE Pay のクレジットチャージは可能なものの、VISA や MasterCard のようにクレジットカードからの直接決済に対応していないのです。LINE ポイントが付与されず、30,000 円までの決済しかできないことは事前に把握していましたが、まさか、JCB カードだけ対応がみ完全だったとは予想外でした。しかも、ローソンの公式サイトに掲載されている特設ページにその旨は明記されていないので、同様の問題の直面する方は多いと思います。
JCB カードに紐づけたクレジットカードで LINE Pay を利用しようと考えている方はご注意ください。
結局、決済は Android Pay で行いましたが、LINE Pay の決済ができたなら履歴も LINE から確認できるようになります。
LINE Pay の体験レビューは不完全に終わってしまいましたが、JCB カードのトラップに気付けたので大きな意味があったと考えています。
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