MWC 2017 : Meizu、3,000mAhのバッテリーをたった20分間でフル充電できる新技術「Super mCharge」を発表
中国のスマートフォンメーカー Meizu がバッテリーをわずか 20 分間で 0% → 100% にまで充電できる新技術「Super mCharge」を発表しました。
Super mCharge は専用ケーブル(160W まで対応)と 11V / 5A(55W)という高圧・高出力の充電用回路を組み合わせた技術で、3,000mAh のバッテリーの場合、開始 5 分で 30%、10 分で 60%、15 分で 85%、そして、20 分も経たずして 100% まで充電できるとされています。
現在広く普及している Quick Charge 3.0 の場合、2,150mAh という少ないバッテリー容量でも開始 20 分では 33% までしか充電できないので、Super mCharge は 4 ~ 5 倍の充電スピードを実現していると言えます。
Meizu によると、Super mCharge では 2 つの変換回路グループを使用することで 9% ~ 98% の間で劇的に充電効率が向上したとのこと。これほど高い電力だと発熱が気になるところですが、フルスピードでの充電はバッテリー温度が 38 度 に達するまでで、しきい値を超えると発熱防止のために性能が制限されます。これは Quick Charge 3.0 の 44 度より低く、Meizu は Super mCharge を安全だと主張しています。
また、Meizu が行った繰り返し充電のテストでは、3,000mAh のバッテリーで 800 回の繰り返し充電を行った後でも、バッテリー容量は元の 80% 以上を維持していたとして、2 年以上の継続使用も可能だと説明しています。。
しかし残念なことに、Meizu は MWC 2017 で Super mCharge を搭載したスマートフォンを発表していません。
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