Android Wear 2.0の「Runtastic」を試す
Android Wear 2.0 でスタンドアロンアプリとなったフィットネスアプリ「Runtastic」を実際に LG Watch Sport で試してみたので、この記事ではその内容をお送りします。
Runtastic が Android Wear 2.0 に対応したことで Android Wear 1.x から大きく変更された点は、Android Wear 単体でフィットネスアクティビティが行えるようになったことです。Android Wear 1.x では母艦機とペアリングしている時にリモートコントローラーとして利用できる程度でした。
Android Wear 2.0 での実際のフィットネスアクティビティのスタートとストップは、Android Wear 1.x 版 Runtastic とほぼ変わりません。一時停止やアクティビティの停止なども同じような UI で利用することができます。
しかし大きく異なる点はボイスコーチが利用できない点です。Android Wear 1.x では母艦機のリモートコントローラー的な役割となっていたので Android Wear で操作しつつ母艦機側でのボイスコーチを利用することができたのですが、Android Wear 2.0 ではその機能自体が省かれています。
また例え母艦機に Runtastic アプリをインストールしているとしても Android Wear 2.0 との連携は行われないため、Android Wear 2.0 の Runtastic アプリでは今のところどう頑張ってもボイスコーチを利用することはできません。
アクティビティを終了すると、Android Wear 上にアクティビティログが表示されました。
そしてその画面を下にスクロールして「完了」をタッチするとメールアカウントによるログイン画面が表示されました。
Runtastic のアカウントを持っている場合にここでログインすることで、アクティビティデータがクラウドに同期されます。ちなみに今回は iPhone とペアリングしているのでメールログイン画面しか表示されていませんが、Android を母艦機としてペアリングしていて Runtastic アプリをインストールしている場合、Runtastic アプリでログインしているアカウントを Android Wear 2.0 の Runtastic にコピーすることができます。
ログインを行うと、Android Wear 2.0 のスタンドアロンで行ったフィットネスアクティビティのデータを同じアカウントで使用している Runtastic アプリで確認することができました。
Android Wear 2.0 でスタンドアロンとなったことで手軽に利用できるようになった Runtastic ですが、ボイスコーチを利用できない点は人によって使い勝手が悪く感じられるかもしれません。ちなみにアクティビティ中の音楽再生は Google Play Music アプリなどを利用すれば行うことはできるものの、Runtastic とは連動しません。
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