TAG Heuer Connected Modular 45の実機レポート
スイスの高級腕時計ブランド TAG Heuer が今月 15 日に国内外で発売した Android Wear スマートウォッチの第二弾モ「Connected Modular 45」の実機に触れるべく、近くの TAG Heuer 店舗を訪れてみました。
Connected Modular 45 は 2015 年に発売された「Connected」の後継モデルで、前作と同様に Carrera ラインのデザインを採用していますが、シャシーが 45mm 幅へと小さくなり、製品名にもあるように外装パーツの付け替えに対応し、別のパーツを利用することが可能にないました。
パーツにはラグ、リストバンド、留め具、そして、機会式ムーブメントがあり、ムーブメントを交換すると従来の機械式腕時計として利用できます。アナログ・デジタルの両方を楽しめるのが Connected Modular 45 の特徴だと言えます。
私はブランド物には興味が無いので、高級腕時計を購入したことはこれまでになく、TAG Heuer のようなブランドの店舗に訪れたこともありません。今回、初めて TAG Heuer の店舗を訪れてみました。
ガラス扉越しにラグジュアリー感が伝わる店舗を訪れると、すぐにスーツを着用した男性スタッフが出迎え、フレンドリーに話しかけてきました。そこでお目当ての「Connected Modular 45 を・・・」を伝えると、すぐさま席へ案内されました。我々は着席し 2 ~ 3 分ほど待つと、Connected Modular 45 がジュエリー等の紹介でよく見るトレイに乗って出てきました。
Connected Modular 45 の外観やスペックは製品発表時に確認していたので、実機がどんな感じなのかはある程度予想していましたが、実際に Connected Modular 45 を手にすると、きめ細かなシャシーの光沢、精密に作られたダイヤル周りの外装、しなやかで手触りの良いカーフレザーのバンドは、普通のスマートウォッチにはないラグジュアリーな印象を与えてくれるものだったので、ある種の感動を覚えました。「やっぱり $300 ~ $400 のスマートウォッチとは作りが違うよな~」という感じです。
この後はスタッフさんの説明を聞きながら実機に触れたり着用したりというお触りタイムです。今回対応してくださった TAG Heuer のスタッフさんは、スマートウォッチに関する一般的な知識を有していたので、私の様々な質問に卒なく回答してくれました。その中で、Connected Modular 45 の背面にあるボタンを押しながらバンドを引くと分離し、別途購入したムーブメントに付け替えればその日の気分に合わせて機械式腕時計として使用できることが分かりました。
Connected Modular 45 は 1,39 インチの円型 OLED パネル(サファイヤガラス)や Intel プロセッサを搭載した Anroid Wear 2.0 製品です。LTE セルラー機能はなく、電源ボタンも回転ジェスチャーには対応していませんが、GPS や NFC には対応しています。
Connected Modular 45 のバッテリー持続時間は 25 時間前後です。店舗スタッフさんも同じ時間を説明しており、「短いのでは?」と質問すると、「デジタル(スマートウォッチのこと)は四六時中身に着けものではありませよね? それに、Connected Modular 45 はアナログ(機械式腕時計)としても使用できますので、デジタルはこれくらい(25 時間程度)で十分だよね、という考え方もできます」と、スマートに回答してくれました。
予想以上の出来栄えと店内の雰囲気が相まって、一瞬、このまま購入しそうな気持ちになりましたが、購入する予定で訪れたわけではないことを思い出し我に帰り、購入せずに店を後にしました。
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