Google、Chromeのページ読み込み性能をこの1年間で10~20%アップさせたと明かす
Google の Chrome 開発チームがこれまでに取り組んできた Javascript エンジン V8 の改良の結果、WEB ページの平均読み込み速度が 1 年前と比較して 10 ~ 20% 向上したことを公式ブログを通じて明らかにしました。
WEB ブラウザのコアとなるレンダリングエンジンは WEB ページを描画する部分と WEB ページ上で実行されるスクリプトのエンジンに大別されます。今回は後者を取り上げたものです。
Chrome は V8 と呼ばれる Google が開発した Javascript エンジンを搭載しており、性能テストの手法を現実に即した内容に変更したことで性能の向上できたというのが記事の趣旨になります。
Google はブログ記事の中で従来はピーク性能を意識したベンチマークテストを実施していたものの、現実を反映するものではなかったとして、Facebook や Reddit、Twitter、Wikipedia などの人気の WEB サイトを利用したテストに変更しました。
この中で Google は「Speedometer」と呼ばれる現実の WEB サイトでよく使用される JavaScript ライブラリをテストする新しいベンチマークツールを開発し、典型的な WEB ページの読み込みがスタートアップ時のパフォーマンスに依存していることや、スクリプト実行開始までの待機時間がボトルネックになていることなどを解明しました。こうした評価・検証によって必要な対策方法を見出すことができ、その結果、Chrome 49 と Chrome 56 の間で 10 ~ 20% の性能アップが実現したというのです。
Source : Google
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