Google Pixel / Pixel XL、2017年5月のセキュリティアップデートにおけるブートローダーの変更によりrootアクセスを失う
Google Pixel / Pixel XL に配信された 2017 年 5 月のセキュリティアップデートでブートローダーの変更が行われ、従来の root 環境が機能を失うことが判明しました。
Android は端末のブートローダーがブートイメージ(ブートプロセスで最初に読み込むイメージファイル)の署名を確認してファームウェアが改変されていないかどうか確認する Android Verified Boot(AVB)機能を搭載しています。
Pixel / Pixel XL の場合、2017 年 4 月までのファームウェアでは、ブートイメージの署名の有無に関わらずブートイメージを読み込みシステムを起動させることは可能でしたが、2017 年 5 月のファームウェアでブートローダーが変更され、署名付きのブートイメージしか起動できなくなりました。
つまり、root 化のために配布されているカスタムブートイメージは署名無しで提供されているので、今回の変更によってf署名無しの古いブートイメージの場合にはシステムが起動しなくなります。
幸いにも必要な署名は OEM キーによるものだけではなく、ユーザーキーによる独自の署名でも対応するそうなので、ブートイメージが署名付きでアップデートされると再度 root アクセスが可能になります。
Source : XDA
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