OPPO R11を使ってSnapdragon 660の実力をレポート

投稿日時 7月 26th, 2017 by juggly 投稿カテゴリ » ブログ
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中国メーカー OPPO の最新グローバルモデル「OPPO R11」に搭載された新プロセッサ「Snapdragon 660」の実力をベンチマークアプリのテスト結果を用いてレポートします。

Snapdragon 660 はミッドレンジモデル向けの SoC で、既存の Snapdragon 653 の後継モデルに相当します。

Snapdragon 660 では製造プロセスを 14nm へと微細化しており、CPU には Qualcomm のカスタムコア「Kryo 260」を採用しています。Kryo 260 は 2.2GHz 駆動のハイパフォーマンスコア x4 と 1.8GHz 駆動の低消費電力コア x4 を組み合わせたオクタコア CPU で、従来比 30% も性能が向上したと言われています。GPU は Adreno 510 から Adreno 512 に、ISP はデュアル構成を維持していますが、上位の Spectra 160 を採用しました。

今回の性能レポートでは、Snapdragon 660 を搭載した OPPO R11 と高い性能で評判の高い Snapdragon 625 を搭載した ZenFone 3 のベンチマークスコアを比較しています。ただ、プロセッサのスペック的に Snapdragon 625 が Snapdragon 660 に劣ることは自明なので、その差を見てどれくらいの性能なのかを把握します。

OPPO R11
Total : 118,750 点
3D : 30,124 点
UX : 46,095 点
CPU : 35,157 点
RAM : 7,374 点

ZenFone 3
Total : 62,158 点
3D : 12,903 点
UX : 23,671 点
CPU : 20,500 点
RAM : 5,084 点

それぞれのスコアを比較すると Snapdragon 660 は Snapdragon 625 のおおよそ倍の性能だと言えます。同じ Snapdragon 600 系のプロセッサなのにこれほどまで性能に差があるとは意外でした。

個人的に注目なのは 3D のスコアです。スコアはほぼ 2.5 倍もの差が出ていたので、高いグラフィックス性能を要求するゲームアプリの多くを満足にプレイできると期待できます。

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