Androidにも欲しいiPhone 8 / 8 Plus / Xの新機能5つ
Apple が今朝発表した新しい iPhone「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」は前作のリニューアル版ということで様々な新機能が追加されています。この記事では、それらの新機能の中で Android にもぜひ取り入れてほしいものを 5 つ紹介します。
その前に、本記事で紹介する新機能は iPhone X に搭載された TrueDepth カメラによって実現しているものがほとんどなので、まずは TrueDepth カメラの概要を紹介します。
TrueDepth カメラとは、深度の計測が可能な 700 万画素のカメラシステムのことで、iPhone X にはこれがフロントカメラとして使用されています。
TrueDepth カメラはドットプロジェクター、赤外線カメラ、投光イルミネーターで構成されており、これを使ってロック解除や認証、Apple Pay の支払いを安全に行うことができます。
1. iPhone X のボタンレスデザイン
iPhone X は全面ガラスデザインを採用するなど、従来の iPhone からデザインが大幅に変更されています。このようなデザインは Galaxy S8 や Essential Phone など、Android でも実用化されていますが、iPhone X ではさらに、物理ボタンを無くしてホームボタンの機能を画面のタッチ操作に置き換えています。例えば、画面の下端から上にスワイプするとホームに戻れます。
そもそも Android のハードウェア要件には操作ボタンの実装が必須となっているので、現時点で iPhone X のデザインが移植されることはなさそうです。また、Android と iPhone とでは、操作方法が全く異なるので単純に iPhone X のボタンレスデザインを Android に移植しても使いやすくなるとは限りませんが、そこは各メーカーのアイデア次第です。
2. アニ文字
アニ文字は TrueDepth カメラに映る人の顔の表情を、パンダやユニコーン、ロボットなどのキャラクターに反映するアニメーション機能で、現在は 12 種類のアニ文字をサポートしており、iPhone のメッセージアプリなどで利用することができます。
3. セキュアな顔認識機能
スマートフォンの顔認識機能は Android ICS から存在するので珍しい機能ではありませんが、偽装が容易で精度も悪く使い物になりません。ただ、最近発売された Galaxy S8 では安全性が改善されています。
iPhone X の場合、TrueDepth カメラは 30,000 以上もの赤外線ドットを顔に投射します。この赤外線イメージとドットパターンをニューラルネットワークに渡して作った顔の数学モデルがユーザーのものと一致すると認証する仕組みを採用しており、偽装が難しいと言われています。また、この数学モデルのデータは Secure Enclave と呼ばれる場所で保管されるので安全性も高いそうです。
この顔認識機能は Face ID と呼ばれており、スマートフォンのロック解除だけではなく、Apple Pay での支払い時の認証にも使用できます。
4. アプリのマスク機能がよりリアルに
TruDepth カメラの詳細や効果はこれまで説明した通りで、iPhone X はこのカメラのおかげで Snapchat Lens のようなアプリのフィルタ機能が大幅に改善されます。
5. ポートレートライティング
いPhone 8 / 8 Plus / X には、ポートレートモードの拡張機能となるポートレートライティングが追加されており、5 種類の異なる照明スタイルを使用して浅い被写界深度エフェクトを適用したドラマチックなスタジオ撮影写真を撮影できます。
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