Pixel 2にはGoogle独自設計のSoC「Pixel Visual Core」が搭載、Android 8.1 Oreoも数週間中にリリース予定
Google が Pixel 2 / Pixel 2 XL に “Pixel Visual Core” と呼ばれる自社開発のシステム・オン・チップ(SoC)を搭載したことや、Android 8.1 Oreo のリリース予定を明らかにしました。
Pixel Visual Core は Google が初めて独自に設計した SoC で、メインプロセッサの Snapdragon とは別に搭載されています。
これは、HDR+ などの画像処理や機械学習を活用したアプリの処理を担当し、これらのタスクをバックグラウンドで行い、低レイテンシーかつ少ない電力で処理することができるとされています。
また、サードパーティのカメラアプリも今後は HDR+ の機能を自分のアプリで利用することも可能になります。
Pixel Visual Core の中核部分は Google が設計した画像処理ユニット(IPU)です。IPU は完全にプログラム可能なドメイン固有のプロセッサであり、低電力で高い処理性能を発揮するように設計されています。
IPU はそれぞれ 512 個の算術論理演算回路(ALU)を持ち、Google が設計した 8 つのカスタムコアを使用して、1 秒間に 3 兆回以上の処理を実行します。
これにより、HDR+ はメインプロセッサの AP 上で実行するよりも 5 倍高速になり、1 / 10 未満と低い電力で実行できるとされています。
Pixel 2 の出荷時点で Pixel Visual Core は有効になっておらず、今後数週間中にリリースされる Android Oreo のメンテナンスリリース版 Android 8.1のベータ版で有効になります。
Android 8.1 では Android の Camera API を利用してサードパーティ製カメラアプリから Pixel Visual Core 上で動作sする HDR+ を利用することが可能になります。
Source : Google
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