Google、「Android 8.1 Oreo」のDeveloper Preview 1をリリース
Google は 10 月 25 日、Android の新バージョン「Android 8.1 Oreo」のベータテスト開始を発表しました。既に対象機種向けの Developer Preview 1 もリリースされています。
Android 8.1 Oreo は 8 月にリリースされた Android 8.0 Oreo のメンテナンスリリース版で、12 月に正式リリースとなる見込みです。
Android 8.1 Oreo では、API レベル 27 のサポートが追加、Android Go(1GB 以下の RAM を持つ機種)へのターゲティング最適化、オンデバイス型の機械学習機能を実現する Neural Networks API の導入、さらに Pixel 2 デバイスでは Pixel Visual Core を有効にして HDR+ を処理させることもできます。これを利用するには、開発者向けオプションの「Camera HAL HDR +」を有効にする必要があります。
Android 8.1 Oreo の Developer Preview 1 は、Nexus 5X、Nexus 6P、Pixel C、Pixel、Pixel XL、Pixel 2、Pixel 2 XL、Android エミュレーターで利用可能です。Android Beta プログラムに登録するとまもなく OTA アップデートが配信されます。
Neural Networks API:
Neural Networks API はデバイス上での機械学習タスクのために、ハードウェアアクセラレーションをアプリに提供します。この API はオンバイス型モデルの開発やコンパイル、実行をサポートします。
新しい通知:
アプリでは 1 秒間に 1 回の通知アラート音を鳴らせるようになりました。このレートを超えるアラート音はキューに入れられずに失われます。
Autofill の改良:
保存時のダイアログ UI に表示するメッセージをカスタマイズしたり、スピナーを使用してクレジットカードの有効期限を設定する setAutofillOptions()のサポートが追加されました。
アプリによるセーフブラウジング :
アプリが既知の脅威をセーフブラウジングに報告するかどうかを制御することがでい、セーフブラウジングが既知の脅威と分類された URL にアクセスすると、アプリが自動的に特定のアクションを取れるようにプログラムすることができます。
ビデオサムネイルエクストラクタ:
MediaMetadataRetriever クラスには、指定された時間位置付近でフレームを検出し、ソースフレームと同じアスペクト比を持つビットマップを返しますが、新しい getScaledFrameAtTime()によって、指定された幅の矩形に収まるようにスケーリングすることもできます。
共有メモリ API:
Android 8.1 では、新しい SharedMemory クラスが導入されました。このクラスを使用すると、複数のプロセスやアプリで使用できる匿名の共有メモリを作成、マップ、管理できます。
WallpaperColors API:
壁紙の色を管理するための機能で、これを使用すると、ビットマップ、ドローアブル、最初の 3 つの視覚的に代表的な色を使用して WallpaperColors オブジェクトを作成することができます。壁紙の中で目立つ最初の 3 つの色を取得することもできます。
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