Xperia XA2 Ultra(H4233)のファーストインプレッション
Sony Mobile の Xperia 2018 年モデル第一弾として今月上旬に海外で発売された「Xperia XA2 Ultra(H4233)」のファーストインプレッションをご紹介します。
Xperia XA2 Ultra は、6 インチの大画面ディスプレイやハイスペックのフロントカメラを搭載し、自撮り画質に優れた特徴を持つ Ultra シリーズの最新モデルで、今回はそのデュアル SIM 版(4GB RAM + 64GB ROM)となる H4233 のシルバーを入手しました。
パッケージのデザインは昨年モデルと大して変わりませんが、スマートフォン本体のデザインは新しくなっており、長年の Xperia ユーザーの私でも Xperia XA2 Ultra にはある種の新鮮さを感じています。
同梱品の USB ケーブルは「UCB20」、イヤホンは「MH410c」、電源アダプタに型番は書いてありませんでしたが、おそらく UCH12 だと思います。
Xperia XA シリーズは、両サイドがベゼルレスに見える狭額縁な構造をデザインの特徴としており、Xperia XA2 Ultra もその特徴を受け継いでいます。
デザイン面の大きな変化としては、外装素材がまさにプラスチックの質感からメタルな感じに変わったこと、背面が緩やかな丸み帯びていること、リアカメラの位置が上部中央に移動したこと、タッチ式の指紋リーダーを搭載していること、前面にデュアルカメラが付いたことです。
一見すると、ボディの外観は昨年モデルと大差ないように見えますが、バックカバーにメタルのような光沢感があり、 Xperia XZ1 / XZ1 Compact のようにシルバーの縁取りが施されそれがアクセントになっています。
前作と比較してバッテリー容量が大幅に増え、本体の厚みも増しており、それは端末を持った瞬間に実感するほどでしたが、緩やかな丸みの背面がフィット感を改善しており、片手で持ちやすくなったような気がしています。
Xperia シリーズを通じて初となるタッチ式の指紋リーダーですが、機能的には指紋認証のために使用されます。通知のスワイプダウン開閉などの付加機能はありませんが、予想通り側面の指紋リーダーよりも認証時の精度が良くなったみたいです。
デュアルカメラも Xperia シリーズでは初の採用です。Xperia XA2 Ultra の場合、デュアルカメラは前面にあります。画角の異なる 2 つのカメラが左右に付いており、カメラアプリで通常モードと広角モードを切り替えられるようになっています。背景をぼかすといった機能は搭載していない模様です。
その他、Xperia XA2 Ultra ならではの特徴として Ultra モデルの定番「片手操作」も搭載しています。画面上を斜め上にスワイプアップすると UI 全体が小さく表示され、片手のみで全体に指が届くようになります。サイズ調整や左右への移動も従来通りと言えます。
デュアル SIM 版は DSDS にも対応していますが、手持ちの SIM カードで試したところ、ドコモ系のデュアル SIM は DSDS が有効になりましたが、au 系の SIM は認識するものの、電波を掴まないという状況です。
開封後、しばらく使用してみて感じた悪い印象の部分としては、画面を長タップした時やキーボードでも字を入力した時にバイブレーションモーターからカチッと言う嫌な乾いた音がすることと、ロック画面の解除といった操作を開始するために端末を持ち直すと頻繁に Xperia ホームのアプリ検索画面が開くことです(これは通常、画面をスワイプダウンすると開きます)。ごく稀に誤タッチが発生するということですね。この点は今後のソフトウェアアップデートで修正、あるいは改善されるかもしれません。
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