IoT機器向け「Android Things 1.0」がリリース
IoT 機器向けの Android プラットフォームこと「Android Things」の正式版となる v1.0 のリリースが 5 月 7 に発表されました。
Android Things は 2016 年 12 月に最初のプレビュー版が公開され、これまで 1 年半もの間開発が進められており、ようやく正式版に昇格しました。
私たち一般消費者にとって Android Things 1.0 の公開は、このプラットフォームの下で開発された商用デバイスを購入できる目処が付いたことを意味します。例えば、今後夏の終わりまでに LG と iHome が開発したスマートスピーカーや、Lenovo、LG、JBL が開発したスマートディスプレイが発売される予定なのです。これら Android Things デバイスでは、Google アシスタントの AI 機能や Chromecast によるデバイス間連携などを利用することができます。
今後もこうした IoT デバイスに Android Things が採用されていくと予想されます。
開発者は、Android Things SDK を利用して Android Things 1.0 用のアプリを開発できるほか、Android Things Console から Android Things 1.0 のシステムイメージを入手して本番用のデバイスで開発を進めたり、最終的なテストを実施することができます。
Android Things 1.0 でサポートしているデバイスは、NXP の i.MX8M、Qualcomm の SDA212 と SDA624、そして MediaTek の MT8516 をベースにしたプラットフォームです。また、ラズベリーパイ 3 モデル B と NXP i.MX7D でも Android Things のシステムやアプリを開発・テストすることができます。
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