ChromebookをAndroidタブレット代わりに使用する時の心得(更新)
最近の Chromebook は Android アプリとの互換性も高く、Android タブレットの代わりとしても十分に機能するようになりました。そこで本記事では、Google の Pixelbook を用いて 360 度回転ヒンジを備える Chromebook をタブレットとして使用する際に注意すべき点をいくつかご紹介します。
まず先に、Pixelbook といった 360 回転ヒンジを備える機種では、液晶画面を反対側に回すとタブレットモードが自動的に有効となり、UI やアプリの表示内容が少し変化します。
シェルフと呼ばれる下部のタスクバーには「戻る」ボタンと「アプリ履歴」が新たに表示されるようになり、このボタンを利用してアプリを操作したり、切り替えます。ホームボタンはありませんが、アプリを全て閉じるとデスクトップが表示されます。アプリドロワーは PC モードでも表示される丸型ボタンです。
基本的にタブレットモード中のアプリはフルスクリーンで表示されますが、Android タブレットのようにマルチウィンドウモードは備わっていないので、一度に表示できるアプリは一つに限定されます。また、アプリを起動しても下部のシェルフは依然として表示されたままになりますが、シェルフ付近を下にスワイプすると、次の図のように隠れるので、もし「戻る」や「アプリ履歴」のミスタッチが頻発するなら、シェルフを隠すと防止できます。
追記:現行最新の Chrome OS 66 の場合、Chrome://flags の試験提供オプションにおいて分割画面を有効にすると、Android タブレットと同様にスプリットスクリーンモードを利用することができます。
Chromebook をタブレットとして使用するときに一番気になる点は文字入力をどうするか、だと思います。Chrome OS には仮想キーボードが標準で備わっているので、何をせずともタブレットモード中には物理キーボードと同じ QWERTY 配列の仮想キーボードを使用することができます。
ただ、いくら画面が大きいからと言っても QWERTY キーボードはタッチパネルでは操作しづらいですよね。残念ながら現行の Chrome OS で 12 キー配列のキーボードは使用できないので、Android スマートフォンでよく使用されるフリックでの文字入力できません。どうしましょうか・・・、そうだ! 手書き入力や音声入力はいかがですか? Chromebook のディスプレイは Android タブレットよりも大きいことが殆どなので、手書き入力モードでは一度に 5 ~ 10 文字を入力できるので意外と実用的かと思います。音声入力の使い方はスマートフォンやタブレットと同じなのでここでは省きます。
最後にボリュームボタンについて一言。Chromebook のボリュームボタンはボタンの役割が固定されるので、様々な向きで持つことのできるタブレットモードでは、ボリュームアップボタンを押したのに、音が下がったりすることがあります。そうならないようこのモードでは端末を持つ向きを極力決めた通りにするとか多少の工夫が必要になります。また、タブレットモード中はボリュームダウンボタンと電源ボタンの同時押しでスクリーンショットを撮影することができます。これも知っておくと便利です。
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