Essential Phone PH-1がオーディオ規格「MQA」をサポート
Essential Phone PH-1 が最新のセキュリティアップデートで、今後、スマートフォンやオーディオ機器のハイレゾ音源として主流になっていくと見られる新しいオーディオ技術「MQA(Master Quality Authenticated)」をサポートしました。
MQA はスタジオマスタークオリティのオーディオ信号を CD 並みのコンパクトなサイズで提供するロスレスなオーディオ技術で、1Mbps 程度のビットレートで転送するため、従来のフォーマットよりもオーディオファイルのサイズはとても小さく、ストリーミングにも適しており、次世代のハイレゾフォーマットと目されています。
MQA がスタジオマスターの音質を提供できるのは、人間の聴覚は周波数よりも時間に対して鋭い感覚を持つという研究結果をヒントに時間的な分解能を限りなく人間レベルに近づける工夫によって実現しています。人間の時間的な分解能は 3~5μs と言われている仲、MQA では平均 10μs をターゲットに設計されており、今後はさらに改善される見込みです。
ファイルサイズが小さいのは圧縮に “オーディオの折り紙” と呼ばれる新方式を用いているためで、これにより時間分解能の高いオーディオ信号でも 44.1kHz または 48kHz のファイルにロスレスで格納することが可能になっています。
MQA は PCM 方式との互換性を持つため、FALC や ALAC、WAV のコンテナに格納することができ、また、MQA 対応機器以外でも CD 品質となってしまいますが再生することは可能です。
Android において、MQA は 2015 年頃から徐々に採用されており、現在ではオーディオ機能を特徴とする Android メディアプレイヤーやハイエンドスマートフォンで広くサポートされています。
アップデートではまた、2018 年 6 月分の Android セキュリティパッチの適用や Bluetooth 機器との接続問題を修正する変更も施されています。
更新 : 内容を訂正しました。匿名さん、ご指摘ありがとうございます。
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