イベントレポート : 福岡開催のDJI Mavic 2 新商品体験会に参加してきた

投稿日時 9月 17th, 2018 by juggly 投稿カテゴリ » ブログ
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9 月 16 日(日)に福岡市内の国際会議場で開催されたオートバックスセブン主催の DJI Mavic 2 新商品体験会に参加してきたのでイベントの内容をレポートします。

私は今年 1 月に開催された Mavic Air の新商品体験会に続き今回で二度目の参加です。今回は福岡サンパレス隣の国際会議場で開催されたので前回よりも少し規模が大きくなったようです。

イベントの大まかな内容としては、DJI Japan の社員による Mavic 2 シリーズの商品説明、プロのドローンパイロットによる Mavic 2 シリーズの詳細レビューのプレゼン、ビンゴ大会、デモフライト、フライト体験と、前回と大体同じもので、会場では Mavic 2 シリーズはもちろんのこと、他の個人向けドローンやアクセサリーの展示即売も行われていました。

イベントの開催時間は 14 ~  17 時で、基本的にはプロジェクターを用いたセミナー形式の形態でした。また、会場の前方には展示スペース、奥にはネットで囲われた体験フライトスペースが設けられていました。

冒頭、イベントを主催したオートバックスセブンの担当者さんによる挨拶とイベント内容の説明が行われ、その後、DJI Japan の石渡氏が日本向けの紹介用プレゼン資料を用いて Mavic 2 シリーズの新機能や特徴、Mavic 2 Zoom と Mavic 2 Pro の違い、Mavic Pro からの変更点を説明していました。専門用語や知識を要する事柄でも噛み砕いて誰にでも分かるように説明している姿が印象的で、イベントに参加した方の多くは Mavic 2 シリーズの魅力を実感したと思います。特に、新機能やモデルの相違点に関する説明については、プレスリリースや公式サイトの記述だけでは中々理解しづらいことでも同氏のナイスな説明で分かったことが多いのではないかと思います。

石渡氏の説明から Mavic 2 Pro の特徴を挙げると、やはりカメラの良さです。Mavic 2 Pro のカメラは大きな 1 型 CMOS センサーに変わり、レンズも F2.8 – 11 で絞りを調節できるため、映像の画質が向上し、高度な明るさ調節も可能になりました。また、カメラに適用された Hasselblad Natural Color Solution のおかげで映像で鮮やかな色合を再現できるようになり、しかも 10bit DLog-M の導入によって光の具合を忠実に際限できるようになっています。

Mavic 2 Zoom の特徴はカメラのズーム機能です。カメラでは光学 2 倍、デジタルズームを適用すると最大 4 倍に拡大できますが、デモフライトでも示されたように 4 倍までズームしても殆どブレないのがセールスポイントです。

ズームの恩恵は絶大です。例えば建物に接近するとビックリして自然な姿を撮影しづらいのですが、機体を高く上昇させてからズームすると、ちょうどyいい感じのサイズで自然な姿を捉えることができます。また、中々近寄れない滝を離れたところからまるで接近している時のような写真や動画を撮影できるため、近づきたくない・近づけないシチュエーションにおいて寄った撮影ができるだけでなく、画角の違いによって写真や動画の違った構図を生み出すことができ、撮影の幅が広がります。

石渡氏の後に登壇した稲田氏のプレゼンでは、主に Mavic 2 Pro と Mavic 2 Zoom それぞれの詳しすぎるレビューが披露されました。同氏は実際に両方の機体を飛ばして検証しており、尚且 DJI 製品に精通しているからこそ気づく細かな違いや両機体の優劣なども説明しており、Mavic 2 の素性を知りたいドローンファンには貴重なお話だったと思います。

皆さんもご存知 Mavic 2 は大ヒット作 Mavic Pro の後継モデルと言うことで、購入を検討している方はもちろん多くいて、また Mavic 2 で初めて本格的なドローンに挑戦しよう考えている方も多いはず。そこで浮上してくるのが「Pro と Zoom どちらを選ぶべき問題」と「もしかして Pro って Phantom 4 Pro と置き換えられるんじゃね?問題」でしょう。稲田氏はプレゼンの中でこれらの大きな悩みにもしっかりと触れており、今、上記のことで悩んでいる方にとってはとても参考になるお話ばかりでした。

稲田氏の見解をまとめると、「Mavic 2 Pro のカメラはやはり凄かった」、「業務撮影の用途以外では Phantom 4 Pro を Mavic 2 Pro に置き換えることができ、そうすると荷物がものすごくコンパクトになって幸せ」、「業務撮影だと結局のところは Inspire などの業務用ドローンを使用するので、今や Phantom 4 Pro は微妙な立場」、「(Pro のカメラが凄いので)Mavic Pro ユーザーはズームのために Zoom に乗り換えるのは勿体無い」。これらのことは次の動画で確認できます。

稲田氏のプレゼン後は白熱のビンゴ大会です。前回の福岡イベントでは一位の方に Mavic Air の機体が贈呈されたので、今回は Mavic 2 のどっちかだろうと期待していましたが、実際のところは 10 万円分の購入補助クーポンでした。

ビンゴ大会の後は DJI のドローンパイロットによるデモフライトのお時間です。会場は室内(広めの会議室)だったため GPS は利用できず OPTI モードでのフライトでした。展示できるデモはほんの僅かでしたが、Mavic 2 Zoom を用いた全方向の障害物を検知する能力、アクティブトラック 2.0 に進化して追尾対象者の動きを予測し飛行できる能力、カメラのズーム機能、4,800 万画素の超解像撮影といった一部の新機能を実際に目の当たりにすることができました。

また、前回の福岡イベントのデモフライトとは違い、今回はデモフライトは少しデンジャラスでしたね。というのも、デモフライト中の Mavic 2 Zoom は時々参加者席の上を飛行していたり、上方向の障害物を検知できる能力を紹介するために会場の天井付近まで上昇させたりしていたからです。もちろんデモフライト中に Mavic 2 Zoom が衝突したり墜落することはありませんでした。DJI ドローンだからこと成し得た素晴らしい安定感でした。しかも Mavic 2 シリーズには底部に補助ライトも備わっているため、飛行時の明るさが足りないと機体が判断すると自動的に補助ライトを点灯させ、地面を照らしてビジョンセンサーの効きを良くします。これは夕暮れ時や暗い室内での撮影、夜間飛行時に有効とされています。

全員が揃ってのイベントはここまで。後は Mavic 2 Pro / Zoom を始め DJI 製品の展示即売会やビンゴ大会で Mavic 2 のお試しフライト権をゲットした方たちのお楽しみタイムでした。