DJI、ドローン測量専用機「Phantom 4 RTK」を発表
DJI は 10 月 15 RTK(Real-time kinematic)モジュールを新たに搭載しドローン測量においてセンチメートルレベルの高い精度で測量データを提供する業務用の新型ドローン 「Phantom 4 RTK」 を発表しました。
Phantom 4 シリーズは空撮に良いドローンとして認知されていますが、今回の Phantom 4 RTK はドローン測量のために開発された機体で、デザインや基本スペックは Phantom 4 Pro v2.0 をベースにしています。
RTK は Real-time kinematic の略と思われ、これは GPS、GLONASS、Galileo といった GNSS 測位システムの精度を向上させる目的で利用された技的手法のことです。Phantom 4 RTK では TumeSync と呼ばれる送信機、カメラ、RTK モジュールが常に連動・同期することにより、位置測位の誤差をリアルタイムで補正する仕組みも備わっており、水平 1.0cm、垂直 1.5cm という極めて良い精度で飛行します。その結果、その機体から得られる測位データもセンチメートルレベルの誤差で済み、従来にも増してより効率的にドローン測量を実行することができます。
機械式シャッターを持つ 1 型 CMOS の 2,000 万画素カメラ、30 分のフライト時間、OcuSync 2.0 に対応している点は Phantom 4 Pro v2.0 と共通していますが、それに加え Phantom 4 RTK にはデュアルバンドの GPS(L1/L2)や GLONASS(L1/L2)、Galileo(B1/B2)、BeiDou(E1/E5a) に対応した
RTK モジュールが機体に内蔵されており、また写真測量とウェイポイントフライトの専用モーをを新たに備えた GS Pro の RTK バージョン 「GS RTK アプリ」 を標準で備え、「D-RTK 2 モバイルステーション」 を使ってリアルタイム差分データを機体に送信し、飛行時の誤差を常に補正します。
Source : DJI
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