Huawei、Kirin 990にアップグレードした5Gスマホ「Mate Xs」を発表
Huawei は 2 月 24 日、フレキシブルディスプレイを活用した折りたたみ式スマートフォンの新作「Mate Xs」を正式に発表しました。
Mate Xs は昨年発売された Mate X のマイナーチェンジモデルで、SoC が Kirin 990 にアップグレードされて CPU・GPU・NPU の性能が向上、電力効率の改善によって消費電力は低下しています。また、5G モデムも新しくなり、より多くの 5G バンドをサポートできるようになりました。SoC の他にはファームウェアが Android 10 ベースの EMUI 10 にバージョンアップしており、新しいマルチウィンドウモードの導入により、Mate Xs の広い画面をより効果的に使用できるようになりました。他の主要な部分は Mate X から変わっていない模様です。
Mate Xs は一枚の 8 インチ(2,480 x 2,200)OLED FullView ディスプレイを持ち、ディスプレイを背中合わせにして折りたたむことのできるスマホです。展開時は 8 インチのタブレットサイズに表示領域が拡大し、画面全体を一つのアプリで専有して使用することも異なるアプリを表示することも Windows のように複数のアプリを開いてアプリ間で写真や動画をコピペするような使い方もできます。
画面を閉じると 6.6 インチ(サブ画面は 6.38 インチ)の縦長かつ両面ディスプレイのスマホとして使用できます。
Mate Xs の画面を背中合わせにする構造は Falcon Wing デザインと呼ばれており、本体の右側が少し膨らんだ形状です。サブ画面はその膨らんだ部分にすっぽりと収まるようになっているので、画面を閉じた場合でも本体の厚みは 11m とスリム。筐体サイズは 161.3 x 78.5 x 11mm 、質量は 300g となっています。カラバリはインターステラブラック 1 色です。
Mate Xs には新しい Kirin 990 5G プロセッサ(Cortex-A76 x2 2.86GHz + Cortex-A76 x2 2.36 GHz + Cortex-A55 x4 1.95 GHz、GPU は 16 コア Mali-G76)が搭載されています。
カメラは前後兼用です。もちろんライカ認定のクアッド仕様となっています。カメラ構成は、F1.8 広角レンズの 4,000 万画素、F2.2 超広角の 1.600 万画素、F2.4 望遠レンズの 800 万画素(光学手ブレ補正対応)、ToF カメラとなっており、折りたたんだ時にリアカメラがフロントカメラとしても利用可能になります。
また、8GB RAM + 512GB ROM、NM SD カード、4,500mAh バッテリー(最大 55W 充電対応)、指紋リーダー(側面電源ボタンに内蔵)、USB 3.1 準拠の Type-C コネクタを搭載しており、Wi-Fi 6 や Bluetooth 5、GPS(L1+L5)/ Glonass / BeiDou / Galileo(E1+E5a)/ QZSS(L1+L5)に対応しています。
Mate Xs の欧州価格は VAT 込み €2,499(約 29,900 円)で、今年 4 月よりグローバル展開されます。
Source : Huawei
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