Google、AndroidのeSIM転送機能を今年後半にリリース予定と発表
Google は、Android スマホでの eSIM の利便性を改善すべく、古いスマホから新しいスマホへ簡単に eSIM を転送できる機能を今年後半にも Android に導入すると発表しました。
長年の物理 SIM を代替する eSIM は、現在、ほぼ全ての Android スマホが対応しており、MVNO も含めてキャリア側もほぼ全て eSIM での SIM 発行を行っています。既に iPhone が eSIM に一本化されているように、Android も将来的には eSIM だけをサポートすることになりそうです。少なくとも次の Pixel スマホは eSIM のみをサポートする可能性があります。
ただ、現状の eSIM はスマホを機種変する場面で少し問題があります。新しいスマホで eSIM を利用するには、古いスマホに登録済みの eSIM プロファイルを削除し、新しいスマホへ再度登録しなければなりません。手順はそれほど複雑ではありませんが、場合によっては eSIM の登録先を変更するためだけにキャリアのお世話なることもあって eSIM 転送機能は切望されていました。今回、Google が発表したのは、この不便さを解消するものです。
年内にリリースされる eSIM 転送機能の詳細はまだ明らかにされていませんが、Google によると、GSMA の標準仕様に準拠した転送機能であり、安全かつシームレスに eSIM を転送できるそうです。また、ドイツの携帯キャリア Deutsche Telekom は今回の eSIM 転送機能を採用する最初のキャリアの一つとされています。
Source : Google
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