Android 14では他のパスワード管理アプリでパスキー(PassKey)の利用が可能になる見込み
パスワードに代わる安全で利便性の高い Web での認証方式としてパスキー(PassKey)に注目が集まっています。パスワード管理アプリ Dashlane の開発元によると、Android の次のバージョン Android 14 では、サードパーティのパスワード管理アプリもパスキーを利用できるようになる見込みです。2 月にリリースされた開発者向けの Developer Preview 1 にこれを示唆する変更が含まれていたとブログ記事を通じて明らかにしました。
パスキーは従来のパスワードの代わりに暗号化されたデータをやり取りして Web サイトやアプリでの認証を行う仕組みです。パスワード自体がネットに流れず、認証の操作には指紋などの生体認証メカニズムを使用するので安全かつ簡単にログインできます。サイトやアプリ側もパスキーをサポートする必要がありますが、パスキーはフィッシングサイトでのパスワード流出や不正ログインによる被害を大幅に減少させることができ、今後、急速な普及が見込まれます。
Android 3 までパスキーは、OS を提供している Google のパスワードマネージャーしか利用できない仕様でしたが、Android 14 DP1 ではパスキーシステムへのアクセスロックが解除されており、Dashlane などのサードパーティアプリでもパスキーの作成や管理、認証をが可能になる見込みとのことです。つまり、お気に入りのパスワード管理アプリで安全性の高いパスキーを使用できるかも、ということです。
Android 14 でパスキーの利用がサードパーティアプリに開放される見込みということで、Dashlane も Android 14 のリリースに向けて自社アプリでのパスキーのサポートに取り組んでいくと述べています。
Source : Dashlane
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