Google、Android 14 DP2をリリース、新機能や変更内容をリスト化
Google は 3 月 8 日、スマホやアプリの開発者に向けて Android 14 Developer Preview 2(DP2)ビルドをリリースしました。
先月初めて Android 14 Developer Preview がリリースされ、今回はその第 2 弾となります。DP2 のイメージファイルは、Pixel 4a(5G)以降の Pixel スマホ用が公開されています。DP2 のビルド番号は「UP2.230217.004」です。
Developer Preview は、開発者が OS やアプリの対応を研究する目的で提供されており、まだ完成していない OS 状態なので一般ユーザー向けではありません。
Google は DP2 の変更内容の中で次の 4 項目を強調しています。
● フォトピッカーへのアクセス許可設定
アプリが端末内のメディアライブラリにアクセスしようとしたときに許可、拒否、および写真の選択(一度だけ許可)という三択のポップアップが表示されるようになりました。
● Credential Manager をプラットフォーム API として使用
PassKey を始めとしたパスワード無しのログインオプションを含むより安全な認証方式をサポートします。
● バックグラウンドアクティビティの最適化
システムの安定性とバッテリー寿命の改善を目的に、Android 14 では、アプリがバックグラウンドで起動できるタイミングと、実行可能な作業量を制限します。
アプリを閉じた後、それがキャッシュ状態に遷移するタイミングが変更され、アプリがバックグラウンドアクティビティとの通信に制限が加えられました。
● 非表示不可の通知の数を削減
システムの動作に関する重要通知は今後も非表示にすることはできませんが、それ以外の通知に関しては非表示にすることが可能になる予定です。
Google が公表した以外にも次のような変更箇所が発見されています。
● カスタムクロック
「壁紙とスタイル」設定に、時計の種類やデザインをカスタマイズできる新オプションが追加。実際にはまだ機能しない模様です。
● 新しいバックジェスチャーデザイン
スワイプによる戻るジェスチャー時に、戻る先が以前開いたアプリのときにはカード型の UI でプレビュー表示します。
● システムナビゲーションの設定が「ディスプレイ設定」に移動
● バッテリーウィジェットを起動するショートカットの追加機能がバッテリー設定内に追加
● 「セキュリティとプライバシー」の表示方法が変更
従来は大項目をタップするとドロップダウンで小項目が表示されていたのが、大項目をタップするとページが切り替わり小項目を表示する仕様となりました。
● 新しい絵文字壁紙
絵文字を壁紙に活用するカスタマイズ機能。最大 14 個の絵文字を選択し、配置パターンや色を好みに合わせてカスタマイズできます。現在、この機能は開発者向けオプション内に存在します。
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