Android版GmailにAIを利用したメール自動作成機能を実装開始
Google は、ジェネレーティブ AI を利用してメール本文の草稿を提案する機能を Gmail に導入することを計画していますが、既に Gmail の Android アプリには新機能と見られるメールの作成補助機能が実装されている模様です。
今回の情報についても 9to5Google で実施された APK の分解調査によって判明したことなので、正式にはまだリリースされていません。
同サイトによると、Gmail の最新版 2023.03.05.515729449 には、メール作成画面に「入力を手伝って」ボタンを構成するコードが追加されていました。同サイトは新ボタンを手動で有効化することに成功し、ボタンをタップしたところ、新たなテキストエリアが現れ、「何を書くか Gmail に伝えてください」との説明が表示されました。ただ、現在はサーバ側でのサービス提供を行っていないせいか、テキストエリアに情報を入力して送信しても反応はなく、AI 生成のメール草稿は表示されなかったそうです。
今後この機能がリリースされればメール作成時間が大幅に短縮され、スマホでのメール作成が楽になり、仕事の時短にも大きく貢献しそうです。多少の修正や手直しは必要でしょうが、もうメールの内容や構成を考えたり、大量の文字をタイピングすることがなくなるかもしれません。ビジネス用途に耐えるレベルの性能を有していれば一気に普及しそうです。
Google はこれ以外にも、「メッセージを絞り込む」という機能もテストしているようです。これは、本文に何か文章が入力されている場合に内容を改善、もしくはわかりづらい表現や文章を明確にする文章案を作成させ、「別のものを表示」ボタンを押すと別の新しい案が生成されます。いずれの提案にも上下に向いた親指ボタンで評価を付けることも可能となっているそうです。
Source : 9to5Google
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