安全なAndroid TVと安全ではないAndroid TVの見分け方

投稿日時 5月 29th, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース, ピックアップ記事
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近年、「Android TV OS 搭載」と表記したスマートテレビやメディアボックス、プロジェクターが続々と発売され Android TV 市場は大いに賑わっていますが、中には Google のライセンスを取得していないにもかからわず Google アプリや Google Play をインストールして販売されている商品もあります。このようなオープンソースベースの Android TV 製品が存在することにより Android TV 全体でマルウェアに対する安全性を疑問視する声が広まっており、消費者の混乱を招いています。そんな中 oogle は、Android TV 製品の安全性に対する見解を表明し、正規品とそれ以外を見分ける方法を明らかにしました。

Android TV には大きく分けて Google のライセンスを取得して開発された商品と、メーカーが Google のライセンスを取得することなく勝手に製造販売している商品があります。問題なのは後者のいわゆる野良 Android TV です。

Google によると、ライセンスを取得して開発された商品は、厳格なセキュリティおよびプライバシーポリシーを遵守し、広範なテストを受けて品質とユーザーの安全を確保しています。一方、後者の場合、Google の安全基準を無視しており、セキュリティ保護機能への対応も不十分です。

その見分け方は、Google Play プロテクトで保護されているか否かです。Google Play ストアアプリを開き、画面右上のギアアイコンから「設定」に進み、「このデバイスは認定されています」と表示されれば Google のライセンスを取得して開発された商品となり、デバイス、アプリ、データを安全に保つ Google のマルウェア保護機能が組み込まれていることになります。

国内の大手メーカーやキャリアで発売された Android TV は確実にライセンスを受けているので心配する必要はありませんが、Amazon などのネット通販で購入できる中華 Android TV の中にはライセンスを取得しない商品もあるので注意が必要です。少なくとも「Play プロテクト認定済み」と商品ページに表示されていれば問題ありません。今までのように、「Google アプリ対応」や「Google Play 対応」の記載だけでは不十分ということです。

Play プロテクトの状態は商品を購入してみないと確認できませんが、Google Play を搭載しているにも関わらず Play プロテクトで認定されていないと表示された場合は認識に錯誤があったとして返品できるのではないでしょうか。

Source : Google