Androidスマホは24GB LPDDR5Xの高速・大容量メモリを搭載する時代に
韓国の大手半導体メーカー SK Hynix が LPDDR5X 規格に準拠した容量 24GB のモバイル DRAM の最初の顧客向け出荷を開始したと発表しました。これまでスマホの RAM 容量といえば、16GB や 18GB が最大級でしたが、今後は 24GB にシフトすることになります。
Hynix の 24GB RAM は、まず、中国でまもなく発表される OnePlus Ace 2 Pro に初搭載される予定です。中国向けスマホで広く採用されるようなので普及は速いでしょう。
LPDDR5X は、低電圧 DRAM 規格の最新版です。現在市販されているスマホのハイエンドモデルは主に前世代となる LPDDR5 メモリを搭載していますが、LPDDR5X は、現在広く普及している LPDDR5 よりもデータ転送速度が最大 33% 高速化し、選択可能なメモリ容量も最大 16GB から 64GB へと大幅に増加しています。
また、SK Hynix は、より優れた電力効率とパフォーマンスを実現できる HKMG プロセスを使用して 24GB LPDDR5X メモリの量産を行っており、これは 1.01 ~ 1.12V の超低電圧で動作し、最大 68GB/s の高いデータ転送速度を発揮するとされています。
プレスリリースの中で、OnePlus の CEO を務める Li Jie 氏は、SK Hynix の新しい 24GB メモリを搭載した OnePlus Ace 2 Pro では、最大 53 個のアプリを同時に開くことができ、最大 41 個のアプリを開いた状態でメモリ上に最大 72 時間保持できると述べ、マルチタスク性能が大幅に向上したことも明らかにしました。
Source : SK Hynix
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