Android版Chrome 118の安定版が正式リリース
Google が Android 版 Chrome 118 の初期の安定版をリリースしました。全体的な Material You への対応強化や HTTPS アイコンの変更を含む前回（117）のリリースよりもエンドユーザー向けの新機能は少ない模様です。
Android 版に関しては、Chrome のセキュリティ設定をステップバイステップで確認できる「セキュリティガイド」が初期リリース版から有効化されています。セキュリティガイドは Chrome 117 の時点で導入されていましたが、これまで機能は有効・無効を繰り返していました。Chrome 118 では初期のリリース時から有効になっているので、正式にリリースされたと考えて良いでしょう。
また、以前は「安全確認」として表示されていた Chrome の設定項目名が、Chrome 118 で「安全チェック」に変更されています。
Android 版以外のバージョンに関してはいくつか重要な新機能が追加されています。
まず、Chrome 118 は Apple 製品用のパスワード管理システムとして知られる iCloud キーチェーンに保存されているパスキーのサポートが追加されました。iCloud を使用して全てのログイン情報を同期すると、Chrome 118 ではパスワードとユーザー名だけでなく、Chrome 118 に保存されているパスキーを使用してもログインすることができます。実際に iCloud キーチェーンのパスキーにアクセスするには、macOS 13.5 以降の Chrome にアクセス許可を与える必要があります。
次に、Chrome 118 では、サイドバーに新しい読み上げオプションが追加され、ブラウザに記事を強制的に読み上げさせることが可能になりました。
他にも、Chrome 118 ではストア外で配布された悪意のある危険な拡張機能を自動的に無効化する機能、セーフブラウジング設定の説明文の更新、Windows 上のネットワークサービスをサンドボックス化する機能なども追加されています。
Source : Chrome Releases Blog
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