Xperiaには無い「トラックボール」の魅力
いよいよ明日(4月1日)にdocomo待望のXperiaが発売されますね。もう明日を待ちきれなくなってドコモショップに販売をお願いしに行く方もきっといるはず。
そんなXperiaを待ち焦がれていた方には申し訳ないですが、Xperiaには無い「トラックボール」の魅力、必要性、利便性についてお話したいと思います。
いろんなところでは、HT-03A、Nexus One、Heroなどに搭載されているトラックボールは「無くても大した問題じゃない」、「Xperiaを非難するためのこじつけでしかない」とばっさりと切る方がいらっしゃると思います。
その通り、トラックボールは無くても大した問題ではありません。しかし、トラックボールがあれば次に挙げるような利便性を手に入れることになるんです。無くても良いが、あったらあったでかなり便利、と言うことを言いたいのです。
1.手袋しても端末がそれなりに操作できる
冬、手袋をした状態での携帯操作について、iPhoneでもいろいろと対策された方も多いと思います。
HT-03A、Nexus Oneには、トラックボールが付いているおかげで手袋をした状態でもある程度の操作を行うことができます。
文字入力についてはタッチパネルを触って入力しますので、iPhoneやトラックボールなどの物理カーソルキーが無い端末と文字入力のしにくさは換わりませんが、逆に言えばそれ以外のことをトラックボールを使って行うことができます。
2.ランドスケープモードで大活躍
最近のスマートフォンには、ランドスケープモードと言って端末を横に倒すことで横表示に切り替わります。
このランドスケープモードの状態で端末を操作するとき、両手で端末の上下を持って、ハンドルを握るかのような持ち方をしますよね?そのとき、右手親指の丁度良いホームポジション的な位置にトラックボールがあるので、あたかもファミコンの「A」、「B」ボタンに自然に触れるかのような操作性をもたらしてくれるんです。
ブラウザ、YouTube、その他横表示することが多々あるアプリに対して、このトラックボールを使って操作する場合がほとんどになると思います。トラックボールでWEBサイトのスクロールもできますし、メニューやリンクを選択することもできます。
ランドスケープモードを、「そもそもそういう使い方しないだろ?」と思われる方も結構いらっしゃるようですが、少なくとも私はこのモードを多用します。
当然、Xperiaも「新感覚エンタテイメントマシン」と言うくらいだし、なんてったって4インチ大画面タッチパネルを搭載したまさに横表示の申し子的な端末ですから、ランドスケープモードを多様することになるでしょう。
その時トラックボールがあるのと無いのとでは操作性が大きく変わるのは目に見えていることだと思います。
3.文字入力時のカーソル移動が正確で速い
このトラックボールのおかげで、文字入力中のカーソルの僅かな位置もiPhoneのようにタッチして特定・修正するよりも楽に行えます。iPhoneだと、タッチしたまま動かすと虫眼鏡が表示され狙った位置を修正しやすくなっていますが、トラックボールがあればそんな面倒なことをしなくてもカーソルの位置を特定することができます。
また、入力したテキストを選択して消去、コピーしたりすることもこのトラックボールでほぼ正確にすばやく位置を特定することができますから非常に便利です。
4.タッチスクリーン誤動作時の対応も
これは通常のことではありませんが、私の持っているNexus Oneは時々タッチした位置と実際に反応している位置がずれておかしなことになってしまうことがあります。
このような時でも、トラックボールと言うもう一つの移動手段、選択手段が存在することによって事なきを得ます。
まあ、タッチスクリーンの誤動作はどの端末でも起きるわけではありませんが、誤動作しない確立は0じゃありません。私が持っているHT-03Aでも誤動作したときがありましたし、iPhoneでも誤動作していました。もちろん、Xperiaでもふとした瞬間にタッチスクリーンが誤動作する可能性だってあります。頻度はかなり低いでしょうけどね。
と言うわけで、これらの経験を元に、Xperiaには存在しない「トラックボール」の魅力、必要性、利便性をお話しましたが、Xperiaが初のAndroid端末だっていうかたには恐らく感覚として分からない話だと思います。
しかし、トラックボールがあればあったでかなり便利だと言うことだけは感じていただけたかと思います。
もう一度言いますが、トラックボールは無くても問題ありません。しかし、あればあったでかなり便利です。
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