Androidの紛失・盗難対策:リモートバックアップ&情報消去に対応した「Wave Secure」
これまでいくつかAndroidスマートフォンの紛失・盗難にアクティブに対応するための施策を紹介してきました。今回もその流れの一つで、「Wave Secure」と言うアプリを紹介したいと思います。
このアプリ、端末の紛失・盗難時にPC上からリモートで端末をロックする(ソフトウェア的に)機能、紛失時に登録した別の携帯電話へSMSを送信、電話回線からの位置情報の割り出し、SIMカードの取替えをトラッキング、リモートバックアップ&リストア、PC上から遠隔で端末内の情報を消去するリモートワイプなど、これまで紹介してきた紛失・盗難アプリの中では結構高機能な部類に入ります。
このアプリ、WEBサービスは本当は年間$19で利用することができるのですが、登録してから7日間はトライアル期間と言うことで無料で試せます。
Wave Secureを利用するには、端末側にアプリをインストールし、起動して電話番号(+81・・・)とPIN(暗証番号6桁)を入力して登録すると、Wace SecureからSMSが送信されます。そうなると登録完了ですので、PC上でWave SecureにWEBサイトにアクセスい、先ほど登録したID/パスワードを入力してログインします。
ID/パスワードの登録が完了すれば端末側アプリで操作することはほとんどないと思います。一応、端末にインストールしたアプリでもデータのバックアップ、リストア、端末ロックをかけることができますが、基本的にはPC上で操作することになるだろうと思います。
端末側で操作するのは、各種情報の定期的なバックアップ、ちょっと席を外したときなどに端末にロックをかける、と言うくらいの用途しかないでしょう。
こちらがロック画面です。
PCを使ってWave Secureにアクセスし、ログインすると次のような画面が表示されます。
画面中央部にはロック時に端末画面に表示する文字列を適宜指定することができます。しかし、日本語などのダブルバイトには対応していない模様です。
そして、「Lock & Alarm」と言うボタンをクリックすると、端末にロックがかかったと同時に女性の悲鳴のような音がなり続けます。初めて試したときは我ながらびっくりしました。
画面左メニューの「Track」をクリックすると、今端末に刺さっているSIMカードに記載されている電話番号を表示してくれます。また、Wave SecureではSIMカードが変更されると自動的にロックがかかるようです。
画面左メニューの「Location」をクリックすると、近くの電話基地局からの電波による位置情報の追跡画面が表示されます。
画面左メニューの「Backup」をクリックすると、電話帳、SMS、通話履歴をWEB上に記録することができます。もちろん連絡先がGmailのものを利用していたとしてもバックアップを取ることができます。
そして「Wipeout」です。遠隔地のPCを使って端末内の連絡先、SMS、カレンダー、写真、動画、マイクロSD、通話履歴を消去することができる(みたいです)。紹介しておきながら申し訳ないのですが、実際にこの機能を試した訳ではないので確実に端末内の情報を消去できるのかと言う保障はありません。
これで、万が一端末をどこかに置き忘れたり、盗難にあったことを察知したら遠隔地から端末にロックをかけ、さらに端末内の情報を消去することができ、端末内の情報が残っていることに対する恐怖から少しは開放されるかもしれません。
ただ、問題なのが、Wave Secureでロックをかけたときでも、Taskillerなどのタスク一発停止アプリを使って停止すればロックが外れてしまいます・・・。なので、できればWave Secureアプリをタスク管理アプリの「Exclude」にして停止させないように・・・と言う苦肉の策を打っておく必要がありますね。分かる人には無駄かも知れませんが。
まあ、端末の紛失・盗難時に対策すべきことのほとんどはこれでできてしまうと思うので、試しに使ってみる事をおすすめしたいと思います。
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