様々な周辺機器と合体するAndroidスマートフォン「Spider Phone」
今月上旬にドイツで開催されたIFA 2011において、「Spider Phone(KM-S300)」と呼ばれる面白そうなAndroidスマートフォンが展示されていたので紹介します。
Spider Phoneは韓国KTとその子会社のKT Techが共同で開発した端末とのこと。Spider Phone自体は4.5インチWXGA(1,280×800)サイズのタッチスクリーン、デュアルコア1.5GHzプロセッサー、1GBのRAM、1,710mAhという比較的容量多めのバッテリーを搭載するなど高いスペックながらも9.5mmと薄く、141gとまあまあ軽い端末なのですが、用途別に様々な(専用)周辺機器と接続できるという特徴を持っています。
周辺機器1つ目はノートPC型のドック。ノートPCのタッチパッドが位置する部分にSpider Phoneを差し込む(microHDMIとmicroUSB)と、ドック画面にSpider Phoneの画面の内容が表示されます。ドックにマウスを繋げばマウス操作も可能。Motorola AtrixをLapDockに接続しWebtopをする使い方と内容は同じです。
周辺機器2つ目はタブレット型ドック。タブレットの背面にSpider Phoneを接続するとタブレットとして使用することができます。ドック内蔵のバッテリーを使ってSpider Phoneを充電も可能と言われています。
周辺機器最後はゲームコントローラドック。十字キーやコントロールボタンを搭載したドックにSpider Phoneを差し込むことで、PSPのような操作性でAndroidゲームをプレイすることができます。
KTはこのSpider Phoneを今年11月に韓国で発売する予定です。
今回紹介されていたのは3つの周辺機器ですが、KTはSpider Phoneのハードウェアとソフトウェアのインタフェース仕様を公開し、機器メーカーなどがSpider Phone用の周辺機器を製造できる環境を提供する方針としています。
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