Sony Ericsson Live with Walkman WT19i開封の儀(更新)
更新:スピーカーについての記述を追加しました。
Sony Ericssonの今年のXperiaスマートフォン新機種となる「Live with Walkman WT19i」(以下Live)を入手したので早速開封の儀を執り行います。
Sony EricssonはこれまでにWalkmanブランドの携帯電話を多数リリースしてきましたが、”Walkmam”ブランドのAndroidスマートフォンはおそらく今回のLiveが初となります。
Liveのスペックは、3.2インチHVGAディスプレイ、MSM8255 1GH、512MBのRAM、約320MBのユーザ領域、背面に500万/前面に30万画素カメラ、1,200mAhバッテリーを搭載。Wi-Fi b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR、ANT+、DLNA(Connected Devicess)、今回入手したLiveは香港版WT19iなので、GSM(850/900/1800/1900MHz)、WCDMA(900/2100MHz)に対応しています。HSDPAは7.2Mbps、HSUPAは5.76Mbps。OSはAndroid 2.3.4(4.0.1.A.0283)。LiveにはExmor RやモバイルBRAVIAエンジンは非搭載。
まずは箱の中身。Live本体とEP500バッテリー(1,200mAh)、他の2011年Xperiaスマートフォンに同梱されているものと同じヘッドセット、USBケーブル、取扱説明書類のみ。”Walkman”ブランドなのでBTヘッドセットやLiveSound等のスペシャルな付属品を期待していたのですが、このパッケージにはそれらしき特典は含まれていませんでした(地域によっては何か付属しているかもしれません)。ちなみに、Liveの価格は$255、送料$25、通関手数料無しで、合計$280(約22,000円)。価格を考えるとスペシャルな特典が無くても文句は言えない・・・と思います。
Liveはラウンドフォルムボディのコンパクトな端末です。3.2インチという画面サイズなのでminiやmini proより僅かに大きい感じ。neo(3.7インチ)と比較すると、横幅はほぼ同じで、縦に1cmほど短いといった感じでした。持った感触はneoに近い感じでした。端末のボタンはminiやmini pro、rayと同じく中央の物理ボタンと左右のバック、メニューボタンという構成。前面右上に通知用ランプが搭載されています。
Liveの特徴その1。それは背面のWalkmanロゴ。緑がかった色です。ロゴの上に500万画素CMOSカメラとLEDフラッシュが搭載されています。Liveにはホワイトとブラックの2色がラインアップされていますが、ブラックの背面カバーはminiやrayのブラックと同じ質感のものでした。手触りは良く、すべりにくくて個人的にはGOODだと思います。
バックカバーはご覧の通り側面~背面を覆うタイプのものです。X10 miniと似た感じです。SIMカードスロットとマイクロSDカードスロットが中にあります。Liveには2GBのマイクロSDカード(lass 4)が搭載されていました。電池パックの型番はminiやmini proと同じEP500です。miniやmini proのものを流用できます。
(追記)背面にはステレオスピーカーが搭載されています。使用感は記事最後に追加で記載しています。
バックカバーを外す最中はこんな感じ。
ホームボタン周りのフレームはrayのように光るタイプのものではありません。
miniやmini proよりも画面サイズは大きいので、端末を持ってもその2機種より大きく感じます。特に横幅が広くなった感があります。
左側面にはマイクロUSB端子。
右側面にはボリュームボタンとカメラシャッターボタン。
Liveの特徴その2とその3。1つ目は”Walkman”ボタンです。Walkmanボタンを押すと、Liveのミュージックプレイヤーをどの画面からでも起動することができます。音楽をバックグラウンドで再生中に、ミュージックプレイヤーのコントロール画面を表示したい場合などに重宝すると思います。ミュージックプレイヤーを起動中に”Walkman”ボタンを押すとアプリ画面を非表示にできます。
2つ目は”ライトエフェクト”。次の図中央の3.5mmジャックの周辺が再生中の曲のテンポに合わせて点滅します。この機能はミュージックプレイヤーからON/OFFできるようになっています。”Live”の由来はこの機能にあるのかもしれません。
端末下部には何もありません。
他のソニエリ端末と並べてみました。
ソフトウェア自体は他の2011年Xperiaシリーズと同じです。Liveの解像度はHVGAサイズなのでmini向けのUIが表示されます。Liveの特徴その4.Liveには他のXperiaスマートフォンにはない、”Walkman”ロゴに採用されているオレンジカラーを基調としたデザインの壁紙が含まれています。なかなか良い雰囲気を醸し出していると思います。しかし、なぜかライブ壁紙は「マップ」のみだったり・・・・。
Liveの特徴その5.LiveのミュージックプレイヤーにはWalkmanの”W.”ロゴが使用されています。アプリの名前もずばり「WALKMAN(TM)」です。ちなみに、4×1のミュージックウィジェットは「WALKMAN(TM)ウィジェット」です。機能は他の2011年Xperiaスマートフォンに含まれているものとほとんど同じ。しかし、前述の通り、曲のテンポに合わせて光る”ライトエフェクト”ON/OFFボタンが搭載されています。
「WALKMAN(TM)」です。”W.”ロゴがあしらわれていますが、機能的には他のXperiaスマートフォンに含まれるものと大差ありません。
次の図は”ライトエフェクト”をONにした状態で曲を再生したところです。光るカラーはレッド一色。
「WALKMAN(TM)ウィジェット」です。
Android 2.3.4ベースなのでスクリーンショット撮影機能を利用できます。電源ボタンの長押しして表示される「スクリーンショットを撮影」から撮影できます。撮影後、スクリーンショットをFacebookへ投稿したり、壁紙あるいは連絡先の画像として設定できるメニューが表示されます。
カメラUIはこんな感じ。他の2011年Xperiaスマートフォンのものと同じです。Liveには前面にもカメラが搭載されているので、UIから切替えて自分撮りすることも可能。Android 2.3.4なのでデジタルズーム16倍、3Dスイングパノラマにも対応しています。
3DスイングパノラマはカメラUIの「撮影モード」で切替えられます。パノラマ写真のみを撮影したい場合は「スイングパノラマ」を、3D写真も撮影したい場合は「3Dスイングパノラマ」を選びます。
「スイングパノラマ」では水平方向のパノラマ写真はもちろん、垂直方向のパノラマ写真を撮影することができます。「3Dスイングパノラマ」では水平方向のパノラマ写真のみ。パノラマ写真の撮影は慣れてないと結構難しいですね。しょっちゅう途中で失敗してしまいます・・・。
また、LiveにはFacebookとの連動機能である”Facebook inside Xperia”のバージョンアップ版”2.0”が搭載されています。新機能としてはインストールしたアプリをFacebookにドラッグアンドドロップで共有できること、”Facebook inside Xperia”で共有されたアプリや自身が共有したアプリを「ゲームとアプリ」というプリインアプリで一覧表示できこと、後は、端末設定メニューの「Sony Ericsson」に、”Facebook inside Xperia”の設定項目が統合されたこと・・・でしょうか。アプリの共有機能は、利用者が増えれば結構役立つのではないかと思います。
”Walkman”ブランドを冠しているだけに、他のXperiaスマートフォンと何が違うのか、気になる方は多いかと思いますが、一通り使ってみた限りでは、前述の1~5の特徴以外、他の2011年Xperiaスマートフォンと大差ないと思います。”Walkman”ブランドなので音楽専用ハードの搭載や豊富な音楽機能、スペシャルなアクセサリーなどを期待されている方にとっては、おそらく期待外れになると思います。Walkmanの世界観を見た目で体感できるところが他の端末では味わえないことがLiveの特徴だと思います(Xperia PLAYと同じで、ソニーのWalkmanと競合するような製品ではないようですし・・・)。
(追加:スピーカーについて)
Liveの背面には2つのスピーカーが搭載されていることを見落としていました。多くの端末とは違う部分で重要なところでした。端末を手に持ち動画を見る距離でステレオ対応の楽曲やYouTubeなどの動画、ゲームなどの音を聴くと、シングルスピーカーの端末よりも立体的に聴こえる感じがしました。背面がやや丸みを帯びているため机などのフラットな面においても、再生中の音が潰れてしまうといったことはありませんでした。
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