HTC、Android3.0(Gingerbread)、Windows Phone 7での”Sense”UIについて語る
Forbesの取材に対してHTCユーザエクスペリエンスデザインチームのリーダーDrew Bamford氏が、次期Android OSの「Gingerbread」、Windows Phone 7に対する同社のカスタムUI”Sense”の搭載、今後の変更について語ったとしてその記事がアップされていました。
基本的には今後、どちらともにSenseを提供していくという方針が明らかとなっています。
まず、Windows Phone 7について。Windows Phone 7は今年2月その素性が明らかとなったのですが、その時の発表でベンダーがコアUIを変更することは許されない的な発表もあったとしてSenseが提供されなくなるのでは?という話が出ていましたが、HTCはWindows Mobileの時のように全てのコンポーネントを置き換えることは出来なくても、積極的にSenseの導入に取り組んでいくという楽観的な視点であることが伝えられています。
一方、Android3.0について。Gingerbreadでは洗練され、ユーザフレンドリーなUIへと刷新されるという話は噂として出ており、タイミングよく元PalmのUIデザイナーをAndroidチームに加わったということでかなり期待はされていると思います。そして、結果的にHTCのSenseのようなカスタムUIは排除されるということになるだろうとも推測されています。
しかし、Drew Bamford氏は(以下引用)
“Google may focus more on improving the user interface on the stock Android [software], but I don’t think they’ll preclude manufacturer customization,”
(引用ここまで)
と言うように、GoogleはUIの刷新は図りたいものの、カスタムUIを排除することはしないだろう、というふうにコメントされています。こちらもある意味で楽観的な見方をしていると言うわけですね。
ただ、従来と同様なSenseを搭載していくという感じには考えていないらしく、今後は音楽や動画、アプリの検索や共有、電子書籍への対応を、今後の進化の一つとして考えているようです。
結局、Senseは生き続け、今後もユーザのニーズによって進化した形で提供される、というふうに感じました。
ネタ元:Forbes
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