2012年Q1の国内スマートフォン出荷台数は655万台(IDC Japan調査)
調査会社のIDC Japanは7月4日、2012年Q1(1月~3月)におけるスマートフォンやメディアタブレットを含むモバイルデバイスの国内出荷台数を発表しました。
調査結果によると、2012年Q1のスマートフォン出荷台数は前年同期比68.2%増の655万台で、携帯電話全体におけるスマートフォンの割合は64.5%だったそうです。OS別シェアではAndroidがトップとなる65.6%(約430万台)だったそうです。
メディアタブレットについては、前年同期204.4%増の64万台。四半期ベースで初めて100万台を越えた2011年Q4よりは減ってますね。国内では様々なメーカーからAndroidタブレットが発売されていますが、それでも、iPadのシェアは69.4%(約41万台)と他を圧倒するシェアをキープしていたとのこと。
IDC Japanは今後の国内モバイルデバイス市場について、
短期的に見ると、スマートフォン需要は引き続き好調を維持する可能性が高い。ただし、半導体等の主要部品の供給不足からハイエンド端末の出荷が一時的に抑制される可能性がある。メディアタブレット市場においては、2012年後半に複数の低価格モデルが市場投入される可能性が高いため、市場拡大はさらに続く。
長期的な見通しとしては「スマートフォン市場は2016年に3,851万台にまで拡大。メディアタブレット市場も同年には583万台に達すると予測する。
と述べています。
スマートフォン出荷台数の停滞については、国内でも夏モデルの多くで採用されているQualcommの28nmチップの一時的な供給難が影響を及ぼすと見られます。タブレットの低価格化については、タブレットの需要増に伴う流通量の増加、Kindle FireやNexus 7の登場でAndroidタブレットで$199(2012年7月5日現在で約15,800円)という基準ができてしまったこと、今後もさらなる高性能化が見込まれ、ICSで使いやすくなった安い中華Padの人気増などが要因となっているのではないかと。
Source : IDC
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