Snapdragon S4 Pro APQ8064クアッドコア1.5GHzを搭載したタブレット型開発キット(Qualcomm Snapdragon MDP)が発売、ベンチマークスコアも公開
Qualcommのモバイル機器向けプロセッサ「Snapdragon S4 Pro APQ8064」を搭載したタブレット型開発プラットフォーム(MDP)の一般販売が開始されました。
今回販売されることになったMDPは、開発者さんたちがAPQ8064を搭載した端末を使って開発やテスト、Androidアプリの最適化などを行うことを目的に提供されるもので、一般消費者向けではありません。
APQ8064は”Krait”コアを採用したクアッドコアプロセッサで、CPUクロックは1.5GHz。CPUコアは非同期で動作します。GPUはAdreno 225よりも2倍以上高性能とされる次世代Adrenoの「Adreno 320」を内蔵。このAPQ8064を搭載した端末は今年後半に登場する見込みで、現在、LG、HTC、Pantechがこのプロセッサを搭載したAndroid端末の開発を行っています。
MDPのスペックは、10.1WXGA(1,280×800ピクセル)のマルチタッチスクリーン、2GBのRAM(LPDDR2)、32GBの内蔵ストレージ、背面に1,300万画素のカメラ、前面に200万画素のカメラ、マイクロUSB(USB-OTG対応)、HDMI出力端子搭載。OSはAndroid 4.0(ICS)。
APQ8064ベースのMDPの販売価格は$1,299.00です。販売を行うBSQUAREは購入者に対して開発ツールや端末のソフトウェアアップデート、技術サポートも提供します。
EngadgetではこのMDPのベンチマークスコアが公開されています。トータルスコアは驚きの7,500。CPU、RAM、I/Oの項目では他社端末を大きく上回っていることが分かります。
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