Snapdragon S4 Plus MSM8x30の性能が明らかに、CPUクロックは最大1.4GHz
Qualcommが最近中国で同社のモバイル向けプロセッサ「Snapdragon S4 Plus MSM8x30」に関する説明会を開催したそうです。その時使われたスライド資料やMDPを使ったベンチマークスコアなどの情報がCNMOで公開されていました。
MSM8x30は既報の通り、28nmプロセスで製造されSnapdragon S4 Plusに属するSoC。CPUはCortex-A15ベースのKraitコアを2つ、GPUはAdreno 305を搭載します。SoCには通信モデムも内蔵されており、対応する通信方式によってモデル分けされています。これまでに発表されているのは、MSM8930、MSM8230、MSM8630の3種類。このうち、MSM8930を搭載した初(だと思う)のスマートフォン「HTC One VX」が最近米国で発売されました。
MSM7830は、GSM/WCDMA/CDMA/TD-SCDMAに加えて、LTE(FDD/TDD Cat 3)に対応したSoC。MSM8230はWCDMA/TD-SCDMAに対応したSoC。MSM8630はWCDMA/CDMAに対応したSoC。
Qualcommが同社のWEBサイトで公開しているMSM8x30のスペックシートでは、CPUクロックは最大1.2GHzとなっていますが、1枚目の画像によると、最大1.4GHzというのもアリみたいです。
MSM8x30のベンチマークスコアも公開されていました。アプリを走らせたのはLTE対応のMSM8930を採用したスマートフォン型開発プラットフォーム(MDP)とのことです。MDPの詳細仕様は不明ですが、Quadrantでトータル5763。Antutuでトータル8078。VellamoのHTML5ベンチで2105というスコアを出しています。性能的には現在多数出回っているSnapdragon S4 MSM8x60、 MSM8960端末と変わらないようです(どちらかというとMDPのスコアの方が高い気がします)。
Source : CNMO
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