台湾MediaTek、Cortex-A7を採用したクアッドコアプロセッサ「MT6589」を正式発表、2013年初頭に搭載デバイスが登場する見込み
台湾のファブレス半導体メーカー MediaTekが同社初のクアッドコアプロセッサ「MT6589」を正式に発表しました。
MT6589は28nmプロセスで製造されるスマートフォン/タブレット向けのSoC。CPUには低い消費電力が売りのARM Cortex-A7コアが4つ、GPUにはPower VR SGX5XTシリーズが採用されています。出荷開始となったCortex-A7ベースのSoCは、MT6589が初になるのではないでしょうか。SoCにはUMTS Release 8、HSPA+、TD-SCDMAをサポートしたマルチモードモデムが統合されています。
その他の仕様については、1,920×1,080ピクセルまでのディスプレイ、1080p動画のエンコード/デコード、1,300万画素のカメラをサポート。MediaTekの3D技術”Cool 3D”により、ステレオ3Dカメラ/ディスプレイ、リアルタイムの2D-3D変換、3Dユーザインタフェースの描画も可能。また、Wi-Fi n、Bluetooth v4.0、GPS、FM、ワイヤレスディスプレイのMiracastもサポートします。
現在MT6589は端末メーカーに対して出荷中で、初期の搭載デバイスは2013年Q1に発売されるとのことです。来年の中華フォンはさらに高性能・高機能なものになりそうです。
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