ST-Ericsson、MWC 2013で3GHz駆動のスマートフォン向けSoC「NovaThor L8580」のデモを実施
スイスの半導体メーカー ST-Ericssonは現地時間2月20日、スペイン・バルセロナで2月25日~28日までの4日で行われるMWC 2013において、CPUの動作クロックを3GHzにまで高めたスマートフォン向けSoC「NovaThor L8580」のデモを行うと発表しました。
L8580は、Cortex-A9ベースのeQuad CPUとPowerVR SGX544@600MHz GPUなどを内蔵したアプリケーションプロセッサと、LTE cat4対応のマルチモードモデムをワンチップに統合したスマートフォン向けのSoC。L8580の大きな特徴は、STMicroelectronicsの28nm FD-SOIプロセスを適用して作成されたCPU「eQuad」コアにあり、通常モードと低電力モードの2つの動作モードを処理の負荷に応じて動的に切り替えることで、低消費電力ながらも高速に動作させることができると言われています。
今年1月の製品発表時には、CPUの動作クロックは最大2.5GHzとされていましたが、MWC 2013ではそれよりも高い動作クロックでデモが行われることになります。現在市販されてるスマートフォン向けのSoCの中で動作クロックを3GHzまで高めたものはまだない未知の領域、CPUはクアッドコアなのでどれほど高い性能を示すのか注目したいところです。
Source : ST-Ericsson
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