Acerの7.9インチAndroidタブレット「ICONIA A1-810」開封の儀&ファーストインプレッション

投稿日時 6月 29th, 2013 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
キーワード: , ,
コメントは受け付けていません。

今週金曜に発売されたAcerノ7.9インチAndroidタブレット「ICONIA A1-810」(以下、”ICONIA A1”とします)を入手したので早速開封の儀を執り行います。(業務連絡:ガジェット通信様。本記事の利用はご遠慮くださいませ。)

「ICONIA A1」は、7.9インチ1,024✗768ピクセル(XGA)とiPad miniと同じ画面サイズ・解像度・画面比を持つAndroidタブレット。Androidタブレットの多くは16:10や15;9という画面比が多いのですが、「ICONIA A1」では、4:3と横広なサイズを採用しています。

「ICONIA A1」は、1.2GHz駆動のクアッドコアプロセッサ、1GB RAM、16GBストレージ、Micro SDカードスロット、HDMI出力機能、前後カメラ(背面500万画素・前面30万画素)を搭載ながらも、価格は22,800円とNexus 7よりも3,000円ほど高いくらいの価格設定、さらに、ebookJapanの5,250円分の図書クーポン付きという、けっこうお買い得な感じの製品だと思います。

では早速開封していきます。同梱品は「ICONIA A1」本体(バッテリー内蔵型)、Micro USBケーブル、USB電源アダプタ、取扱説明書と保証書、eBookJapanの図書クーポン。

eBookJapanの図書クーポン。eBookJapanは、コミック系が充実した電子書籍販売サイトで、この図書クーポンでは、eBookJapan内で5,250円分の買い物ができます。図書クーポンの利用方法はGoogle Playストアで「eBookJapan」のリーダーアプリをダウンロードし、ユーザー登録を済ませ、決済方法の中で図書クーポンを選択。クーポン用紙にプリントされているコードを登録します。。図書クーポンには利用期限があるので(私の場合は2014年6月30日までと記載)、入手された方はお早めにご利用ください。

「ICONIA A1」の外観。画面比が4:3なので、本体は他のAndroidタブレットよりも正方形に近いものとなっています。

発売された「ICONIA A1」は、前面がブラックで、背面がホワイトというカラーリングを採用しています。バックカバーはプラスチック素材で出来ており、表面はサラサラした感触がします。本体を軽く叩くと中がスカスカしているようなカパカパ音が鳴り、全体的にチープな印象を受けます。

と言っても、作りはしっかりしており、部品が外れたり、隙間ができたりということはありません。まあ、22,800円という価格を考えると十分許せるものだと思います。外装に限って言えば、安かろう悪かろうという表現が妥当なところだと思います。

本体の厚みは11.4mmと7インチタブレットのNexus 7よりも太く、手にしたときに結構な厚みを感じます。と言っても、本体サイズは10インチタブレットよりも断然コンパクトなので、タブレットの持ち運びや取り回しは楽チンです。

「Nexus 7」とのサイズ比較。当然、「ICONIA A1」の方が大きいです。

厚さも「ICONIA A1」の方が大きいです。

「iPad mini」とのサイズ比較。画面サイズ・画面比は同じですが、「ICONIA A1」の方が縦横ともに大きいです。

厚さは、「ICONIA A1」が11.1mm、「iPad mini」が7.2㎜。「ICONIA A1」の方が大きいのは一目瞭然。

左側面には何もありません。

右側面にはMicro HDMI出力端子、マイク、Micro SDカードスロット、ボリュームボタンがあります。

上部には電源ボタンがあります。

下部にはMicro USB端子と3.5mmのヘッドホンジャックがあります。

「ICONIA A1」のソフトウェア

「ICONIA A1」には、Android最新版のAndroid 4.2.2(Jelly Bean)が標準搭載されています。ホームアプリやシステムUIは素のAndroidと同じデザインを採用しており、Acerによるカスタマイズはほとんどありません。操作性は「Nexus 7」や「Nexus 10」に近いと言っても良いでしょう。Nexusデイバイスとの相違点としては、独自の壁紙やウィジェットを追加したところ、スリープ中に5点または2点のタッチ操作でスリープから復帰させ、さらにアプリを起動させることができる「Touch WakeApp」機能が追加されたところです。

7.9インチタブレットということで、UIレイアウトは「Nexus 7」と同じ”Phablet”を採用しているのかと思いきや、「Nexus 10」と同じ”Tablet”レイアウトを採用していました。なので、設定メニューやハングアウトアプリは2ペイン表示だったり、YouTubeを横向きで使用した場合、再生画面はプレイヤーと関連動画が一緒に表示されたりします。

プリインストールアプリ。Antutu、3Mark、Quadrant、Feedly、ATOK、SetCPU、Superuserは後からインストールしたアプリでプリインストールアプリではありません。内蔵ストレージの容量は16GBですが、実効容量は12.55GBです。

「ICONIA A1」には振動モーターが内蔵されており、操作ボタンをタッチすると震えたり、また、通知でバイブを有効することもできます。

画面サイズ8インチ16:10の「Galaxy Note 8」とWEBページの表示を比較してみました。画面サイズは「ICONIA A1」の方が小さいものの、横向きモードの場合、「ICONIA A1」の方がより多くのコンテンツを表示していることがわかります。

マンガの表示を比較してみました。表示サイズ自体はどちらも同じように見えますが、「ICONIA A1」の方は、ページの縦横がピッタリフィットした状態で表示されています。

Acer独自機能の「Touch WakeApp」はスリープ中から5本指または2本指で画面にタッチするだけで事前に設定したアクション(ホーム画面を表示したり、アプリを起動したり)をダイレクトに起動できる便利機能。デフォルトでは、5本指ジェスチャーはホーム画面の表示(ロック解除も)、2本指ジェスチャーはカメラの起動が割り当てられていますが、設定メニューより変更できます。

「ICONIA A1」のパフォーマンス

「ICONIA A1」には、低消費電力型のCortex-A7を採用したクアッドコアCPUとPower VR SGX544 GPUを内蔵したMediaTekの「MT8125」プロセッサが搭載されています。プロセッサの性能はQualcommのSnapdragon 600/800、Tegra 3/4、Exynos 4412/5410に及びませんで、RAMが1GBも積まれており、全体的に動きがもっさりしてて、ストレスを感じるようなことは個人的には全く感じませんでした。

ベンチマークアプリのスコアを紹介すると、Quadrantのトータルスコアは4173点、Antutuのトータルスコアはは12,727点、3DMarkのIce Stormは3193点、Ice Storm Extreamは1573点という結果でした。