MediaTek、8コアCPUのスマートフォン向けSoC「MT6592」を11月より量産開始予定
台湾のファブレス半導体メーカー MediaTekが、8コアCPUのスマートフォン向けSoC「MT6592」を開発していると台湾サイトのMTK手机网が伝えています。
MediaTekの計画は内部資料を撮影したとされる写真より得られたもので、この中に「MT6592」という型番が記載されています。画像のスペックによると、「MT6592」は28nmプロセスで製造される8コアCPUのSoCで、CPUクロックは1.7GHz~2.0GHzとけっこう高く設定されています。また、動画の1080p@30fpsデコードにも対応しています。
同サイトによると、「MT6592」のCPUコアは全てARM Cortex-A7コアで、Exynos 5 Octaのようにクラスタを切り替えて動作するのではなく、原理的には、8つのCPUコアを同時に動作させることも可能とのことです。真の8コアCPUというわけですね。
「MT6592」は、6月より一部のメーカーにサンプル出荷されており、今年11月に量産が開始される予定です。早ければ年末~年始かけてこのSoCを搭載製品が発売されると予想されます。
MediaTekは「MT6592」のほか、同時期にクアッドコアプロセッサ「MT6588」、2013年Q3中には「MT6582/M」というクアッドコアのSoCの量産も予定しています。
Source : MTK手机网
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