Samsung、Galaxy S 5で14nmプロセスの”Exynos 6”を採用か?
Samsungがモバイル向け半導体の製造工程を来年上半期中に現行の28nmプロセスから14nmプロセスに移行し、その工程で製造された新チップ「Exynos 6シリーズ(仮称)」が同社の次世代フラッグシップスマートフォン(Galaxy S 5)に採用されると、韓国メディアのデジタルデイリーがSamsungの計画に詳しい人物からの情報として報じていまいした。
同サイトによると、Samsungは当初、現行の28nmプロセスの後継として20nmプロセスを導入する計画だったそうなのですが、他社との交渉を開始したとしているAppleを呼び戻すとともに、ファウンドリ事業でライバル会社となる台湾 TSMCに対抗するためとして、20nmプロセスを飛ばし14nm FinFETプロセスを導入することに方針を転換したそうです。Samsungは14nmチップのエンジニアリングサンプルの製造をまもなく開始し、2014年初頭にはサンプル出荷を開始する予定とのことです。
Exynos 6シリーズは64bit命令セットをサポートしたARM Cortex-A57/A53を用いてbig.LITTLE構成としたCPUを内蔵しているそうです。また、メモリにTSV積層技術を適用したSamsung製の14nm DRAMが組合わせられることになっているそうです。TSV積層技術では、従来の手法よりも配線距離が短くことから、従来製品よりも高速化、省電力化、小型化となることが見込まれます。
Galaxy S 4は未確認の噂情報では2014年1月に正式発表されると伝えられています。もし、この噂が本当だとすれば、Exynos 6シリーズのチップは間に合わないのではないかと予想されます。
Source : デジタルデイリー
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